アニメ「正解するカド 第12話 ⊿Γ≡」感想と考察 異方というフロンティア

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© TOEI ANIMATION,KINOSHITA GROUP,TOEI

アニメ「正解するカド 第12話 ⊿Γ≡」の記事です。
正解するカド、終わってしまいました……。
オリジナルアニメ+謎要素いっぱいということで、本当に考察しがいのあるアニメでした。本当に毎週楽しく記事を書かせてもらっていましたね。
ですが、見当違いな考察も多々ありました。
その原因ははっきりしています。
徭ちゃんのヒロイン力を完全に甘く見ていました……。
最後のあらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
「ザシュニナはなぜかあなたに会いたがっています。彼はきっと無防備に近づいてくるでしょう」と予想するサラカ。
「一度だけ受け止めて、一度だけ貫ければ」というサラカに、「一泡吹かせることができるかな」と続ける真道。

関東一帯を飲み込んだカド。
その中で、ザシュニナと対峙する真道とサラカ。
ザシュニナの呼びかけに応じ、カドは舞台を整えた。
「なにを話そうか」というザシュニナに対し、真道は「俺とお前の話だ」と答える。

その最中も、カドは徐々に巨大化していく。
カド内部では、政府や自衛隊が連携を取って対策を講じていた。

「宇宙は極めて低次元だが、特異点人類は宇宙の計算限界以上の情報を生んでいた」と人類の特異性について語るザシュニナ。
真道やザシュニナ自身の複製体を見せ、「作られた時点では完全に同一だったが、今は違う」と説明。
「まったく同一のものに別の価値を与える力。1しかないものに、1以上の情報を与える力。それこそが人類の生んだ、未曾有の力である。そしてそれは、我々の内側から生じているらしい」と続ける。
この特異な力を解明するために、異方に来てくれないかと願い出るザシュニナ。
しかし真道は、「俺は異方には行けない」と答える。
興味がないわけではなかったが、「俺はこの世界を愛している。ここには大切なものがある」と語る真道。
「お前は自分を満たすために、宇宙と人類を犠牲にしようとしている。俺はそれを認めない」と言い切った。
強い感情に露わにし、ザシュニナは「君を力尽くで異方に連れていくこともできるんだぞ」と叫ぶ。
だが、「わかっているんだろう。自分の言っていることが間違いだと」と真道に諭され、くずおれるザシュニナ。
ザシュニナは、強制的に変換することで真道が真道ではなくなってしまうことをわかっていた。
「やはり君を連れていくことはできない」と理解した上で、ザシュニナは再び真道を消そうとする。
「君を終わらせる。この私の手で」というザシュニナに対して、真道は「俺もお前を殴ってやろうと思っていた。馬鹿な真似をしているから、殴ってでも止めてやるのさ。だってお前は、友だちだからな」と清々しく言った。

ぶつかり合う二人。

しかし、真道の拳は届かず、ザシュニナに致命傷を与えられた。
ザシュニナは人類の技術を称賛するも、真道の企みに気づき、先手を打っていたのだった。
謝るザシュニナに対し、「こっちこそ悪いな、お前を驚かせられなかった」と真道も謝る。
そしてザシュニナは、真道にとどめを刺した。

カドに指示をして、祭壇のようなものを作るザシュニナ。
「じきに変換が始まる。人類は正解へとたどり着く。だけど真道、私は寂しいよ」と、真道を横たえて涙を流す。
だが、そんなザシュニナをサラカが待ち受け、「作戦は完全な形で果たされた」と宣言した。
そこに一台の車が。制服の少女が降りてくる。
「必要なのは二つ。一つはすべての策が尽きたと思わせること」
と語るサラカだったが、ザシュニナは「私と真道の間に、ずかずかと踏み込むんじゃない」と憤る。
しかし、制服の少女に向けてはなった攻撃は、あっさりと無効化された。
サラカは、「そしてもう一つ。空前の情報量を与えること」と続ける。
制服の少女は、ザシュニナを圧倒し「なるほど、瞬君が言ってた通りのやつね」と冷静に言った。

サラカはナノミスハインで隔絶世界の相対時間をずらし、16年を経過させていた。
車から現れたのは、歳を取った花森。
制服の少女がザシュニナの前に浮遊させたスマートフォンには真道が映し出され、「紹介するよ。俺
とサラカさんの娘。人類と異方存在を上回る、新しい宇宙の解。真道ユキカ」と語った。
ザシュニナは感情をむき出しにして激昂し、ユキカを攻撃するが、ユキカはそれを平然と防いだ。
思わず逃げ出すザシュニナ。
しかしユキカはその先で待ち受け、ザシュニナを引きずり戻す。
「私は人類と異方存在の特異点。あなたより高次元の存在。でもね、私は終わりではないの」と、諭すようにザシュニナに語りかけるユキカ。
「ヤハクィザシュニナ。進歩ってなにかわかる? 自分を途中と思うことよ。人も私も、異方存在もあなたも、みんな途中」と続ける。
「私も途中か。君と同じだな、真道」
ザシュニナは最後にそう言うと、ユキカの手によって消し去られた。

消えていくカド。

一人犠牲になった真道を悼むサラカだったが、ユキカは「そうだね、お父さん。あいつ、そんなに悪いやつじゃなかったよ」と呟いた。

一か月後。
カドやザシュニナによってもたらされた技術は、ユキカによってすべてリセットされた。
「ですが、すべてが失われたわけではありません。我々には最も大きなものが一つだけ残されました。それは、異方が存在するという事実です」と会見で語る首相。
続けて、「私たちは異方という進歩のフロンティアがあることを知りました。今度は人類が自ら、ヤハクィザシュニナに会いに行こうではありませんか」と宣言する。

品輪博士は「ちょっといってきます」と書き残されたボードを置いて失踪。
ユキカはサラカともろくに話さないうちに出て行ってしまったようだった。


■構造解析
怒涛の最終回でしたね……。
なんかもうあらゆる面で衝撃と感動でした。

1.ユキカ

まさか徭ちゃんのヒロイン力がここまでだったとは……!
ナノミスハインで隔絶世界の相対時間をずらし、子供を作って花森に育ててもらっていたわけですね。(多分名前の漢字表記は幸花)
人類と異方存在のハイブリッドという点においては、これまでにも生まれてきたのではないかと思います。多分サラカが初めての人生ではなかったでしょうし……。
ですが、今回はザシュニナが持ってきたナノミスハインがありました。
最高のサラブレッド+最高の教育環境が合わさったことで、ザシュニナさえ圧倒する超人類が生まれたということですね。
この展開はまったく予想していませんでした……ザシュニナはもちろん、視聴者一同もびっくりだったでしょう。
しかし、そんなユキカちゃんはあっという間にどこかへ行ってしまいました。
普通に世界を放浪しているのかもしれませんが、徭ちゃんが呟いていた「情報を超えるもの」という言葉が気になります。
ベランダでたそがれていた徭ちゃんも、どこかへ行ったようですしね……。

2.ちょっと行ってきます

どこかへ行ったと言えば、もう一人。品輪博士も書き置きを残して姿を消してしまいました。
でもこっちはどこへ行ったかはっきりしていますよね。異方へ行ったのでしょう。
ここで一つの仮説なのですが、品輪博士はもしかしたら異方存在の子孫なのではないでしょうか。
ユキカの項でも語りましたけど、多分サラカ以前にも異方存在は人としての人生を送っているはず。サラカだけでなく、もう一つの異方存在も地球に降り立っているはずですしね。
もしかしたらカドの世界にいる所謂“天才”と呼ばれる人たちは、異方存在の子孫であり、異方の感覚を少なからず生まれ持った人たちなのかもしれません……。

3.異方というフロンティア

そして、最後に総理が語った「異方が存在するという最も大きな事実」ということが、SFアニメの一番の醍醐味だったと思います。
自分がSFになにを求めているかって、新しい可能性なんですよね。
昔からSF映画やSFアニメをよく見ていたので、ベタなところで言うと「宇宙船で宇宙へ旅立つ!」みたいなやつに感動していたのです。
「人類は地球で滅びていくだけではなく、もっと遥か未来まで続いていくことができるんだ」という希望みたいなものを感じませんか?
正解するカドも、アニメの世界の中で新しい未来への可能性が示されたことに興奮しましたね。
「アニメはアニメでしょ? そこまで考えるなんて馬鹿らしい」と思う方もいるかもしれませんが、SFは単なるフィクションではなく、思考実験的な側面もあります。
実際昔のSF作品から生まれたアイデアや可能性は、続々と今の世界で実現されていますよね。
この作品で初めてSFに触れたという方がいたら、「こんな可能性もあるのかもしれない」と思ってくれていると嬉しいです。


■まとめ
ただ、残念ながら手放しに「名作だった!」とは思えない方もいると思います。
その原因は「真道が犠牲になる必要あったの?」という点ですよね。
ユキカという超人類が生まれたのであれば、普通にユキカを紹介してザシュニナを圧倒すれば驚いてくれると思うんですよ。
なので正直、あの作戦そのものの合理性はちょっと疑問です。
それでもあえて真道の気持ちを汲み取るなら、友だちだから”ザシュニナ一人を消し去るようなことはしたくなかった、とかですかね……。
ザシュニナが完全に消失したのか、それとも異方に帰ったのかにもよるのですが、それが長期的に見てお互いに有益な結果をもたらすのかもしれません。

つまりまとめとしては、「もっと欲しい!」ですね!
最後に意味深な伏線を残していったのですから、映画化でもノベライズでもいいのでちゃんと回収してほしいものです。

さて、以前から度々語っていた正解するカド第二の盛り上がりですが、それは“リアルタイム実況”のことです!
カドが地球に現れたのは、2017年7月25日。もうすぐなのですよ!
シン・ゴジラの時にもリアルタイム実況でひと賑わいありましたが、正解するカドはどうなるでしょうね。
いやそれどころか、カドが実際に現れる可能性もゼロとは言い切れませんよ!(?)

今後の展開とカドの現実への登場に期待しつつ、さらだば!

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アニメ「正解するカド 第11話 ワノラル」感想と考察 まさかの伏線回収と怒涛の展開

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アニメ「正解するカド 第11話 ワノラル」の記事です!
今回も3Dアニメで正解だったなぁと思うシーンがかなりありました。
これまでになかった表現方法が沢山使われていて、アニメ的にも“推進”を感じさせる作品ですよね……。

そしてとんでもないことになってまいりました……。
果たして人類がしてきた選択は正解だったのでしょうか。
あらすじをどうぞ。


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
謎のイメージと人影。
カドの内部で横になり、夢を見ていたザシュニナ。

世界にはナノミスハインがばらまかれており、続々と異方の感覚を手にする人類。
隔絶世界でサラカからの報告を受ける真道。
「ザシュニナを強行的に止める手段はあるのか?」という真道の問いに、隔絶体という異方存在を閉じ込めるための檻を提案する。
ザシュニナが隔絶体に触れれば捕らえることができるものの、そのためにはフレゴニクスを除去する必要があった。
「そんなことが可能なのか?」疑問を呈する真道に、サラカは一つだけ可能性がある」と答える。

一方、ナノミスハインに興味津々の品輪博士。ザシュニナのアドバイスを受けながら、すぐに使い方を理解する。
講習が終わり、帰ろうとする品輪博士をボッシュート。隔絶世界へ連れ去る。
さらに、サラカが異方存在であったことに落ち込む花森も拉致し、協力を要請。

0話で登場した鍍金工場を訪れる真道。フレゴニクスの発生装置と無効化装置の製作を依頼する。
「異方存在を倒すためにか?」という問いに、「異方存在と交渉するために」と答える真道。
真道への信頼もあり、工場は依頼を快諾した。

その頃、ザシュニナはオリジナル真道にもらった栞を見て、なにかを思っているようだった。

計画が進む中、「なにを交渉するつもりなのか」と尋ねるサラカ。
真道は「話せない交渉」に挑むという。そのために、ザシュニナすら処理しきれない量の情報を与える、つまりザシュニナを驚かせることが必要だった。
そのために、真道は装置の製作を依頼したのだった。
人類を滅ぼそうとする相手の望みを叶えようとする真道の馬鹿っぷりに泣くサラカ。
真道は慰めつつ、口づけを交わす。

品輪博士の研究成果もあり、反フレゴニクス装置である「アンタゴニクス」という装置が完成する。
「そういえば、これなんに使うんですか?」という問いに「ザシュニナが人を異方に連れていくのを止めるため」と答える真道。
品輪博士は「人を異方に連れていく」という言葉が引っかかるようだった。
いよいよ計画が実行に移されようとするが、計画の内容を聞いて「上手くいったとしても、真道さんは……!」と落ち込む花森。
対して真道は、「誰よりも俺のことをわかっているのはお前だ。だからお前に任せたい。花森、あとは頼む」と語る。

複製体の真道と話すザシュニナ。これまでのことを振り返る。
そして「人類を異方に連れていく準備は整ったよ、真道」と宣言。

巨大化し、あらゆるものを飲み込んでいくカド。
恍惚とするザシュニナの元へ、真道たちがやってくる。
「ザシュニナ、話そうか」と語りかける真道。
ザシュニナは、「会いたかった、真道」と答えた。


■構造解析
まずは内容には関わらない映像の話をしたいと思うんですが、このアニメ表情が凄いですよね。
これまで3Dアニメは「2Dアニメ特有の表情の歪みが再現できないという弱点がある」と思っていたのですが、表情の歪みも3Dで再現できちゃってるんです。
これそのうちNHKとかでメイキングやってくれませんかね……。本当に、アニメを次の次元へ移すための足掛かりとなる技術な気がします。
(でも手描きアニメも生き残ってほしい)
さて、内容にも触れます!

1.反フレゴニクス装置「アンタゴニクス」

すいません、不覚にも「0話は真道たちの紹介だし記事にする必要ないやろー」とさぼっていたらまさかの伏線でした……!
アニメ放映前に0話がWEBで公開されていたのですが、そこで真道が交渉に行ったのが今回登場した鍍金工場だったんですよね。
その時も「お互いに納得のいく結論を出すことで、長期的にもお互いのメリットになる」と語って、政府と工場のどちらの顔も立てる交渉術を披露したのですが、本当にその通りになりました。
果たして真道君渾身のサプライズに、ザシュニナは驚いてくれるのでしょうか……。
(余談ですけどアンタゴニクスのデザイン、若干のアメコミヒーロー感ありますよね)

2.人類を異方に連れていく

巨大化し、関東一帯を飲み込むカド。(無事我が家もカドに飲み込まれてました
ついにザシュニナが本来の目的を遂行し始めましたね……これはもはや修復可能な事態なのでしょうか……。
花森が「計画が成功しても真道さんは」と言っていたので、多分サプライズプレゼントのあとに「俺だけなら一緒に行くよ」みたいなことを真道が言うのでしょう。
そしたらザシュニナも納得して、カドで飲み込んだ部分を再変換してくれるんですかねー。
あともう一つ気になったのが、品輪博士なんですよね。
「ザシュニナが人類を異方に連れていこうとしている」という真道の話を聞いて、品輪博士はなにかを思ったようでした。
多分、普通に異方に行きたいんじゃないんですかね……。
真道ではなく品輪ちゃんが行くパターンや、二人一緒に行くパターンなんかも考えられそうです。


■まとめ
うーん、前回自信満々で語った別の異方存在説がカスりもしませんでした。(白目)
まぁこういうことは度々あるので「ざまあ」と楽しんでいただければ幸いです!!!

いよいよ次で最終話なんですね……楽しみなような寂しいような……。
しかし、正解するカドにはこういうアニメ特有の「二度目の盛り上がり」があることを忘れてはいけません。
詳しくは次回語りたいと思います! アニメ本編と一緒にお楽しみに!

次回のタイトルは「⊿Γ≡」これでいいのかなサラダバー!


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アニメ「正解するカド 第10話 トワノサキワ’」感想と考察 この繭を管理する複数の存在

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アニメ「正解するカド 第10話 トワノサキワ’」の記事です!
直前予想記事はうん、なかったことに(ry

今回冒頭から特殊な演出があったからか、いつも以上にあっという間に時間が過ぎた感じがしました。
これはナノミスハインで体感時間をいじられたのでは!
異方ジョークはさておき、これほど終盤にも関わらずまた新たな疑問が生まれました。
まずはあらすじをご覧ください。


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
宇宙創生のイメージ。
その中で、語り合う六つの存在、トワノサキワ’
異方存在と思われるそれらのうち、ワは「繭の中に入りたい」と言い出す。
他の異方存在は「情報量が失われる」「それは自殺よ」と止めるが、は繭の中へ入ることを決めた。
その後、ワとキは様々な動植物に宿りながら過ごしていく。
そして、沙羅花が生まれた。(おそらくワとキのどちらかが宿っている)

猫を追いかけて家を出て行ってしまった幼い沙羅花を探し回る父親。
公園にいるところを見つかり、怒られて泣き出す沙羅花。
その帰り道、「人間なんて簡単に死んじまうんだ。だからこそ一生懸命になって生きられるだけいきないければ」と沙羅花を諭す父親。
こうして人間として成長し、沙羅花は世界に触れていく。

そういった経緯もあり、「あなたの好きにはさせない。私はこの宇宙の一番のファンだから」と沙羅花は宣言する。
「繭の初期設定のみを行い、以降は手を加えない。それは不正解だ」と語るザシュニナ。
異方の力をすべて持つザシュニナに、異方存在としての多くの情報を失った沙羅花は太刀打ちできなかった。
真道は「正解とはなんだ」とザシュニナに迫る。
「異方存在は情報を求めて繭を作り、繭から人類が生まれた。人類は繭から取り出され、異方存在と出会うことが最終到達点」
そのザシュニナの言葉から、人類を異方へ連れていくことが目的だと気づく真道。
「人はこんな低次元な繭ではなく、異方で存在すべき」と語るザシュニナ。
沙羅花はその危険性を訴えるものの、「確率は低いが、複製しつつ一人変換に成功するまでやればいい」とザシュニナは言い捨てる。
ザシュニナは人類という種族の寿命を考え、異方へ行くのが最善だと考える。
しかしサラカは「限られた時間を精一杯生きることが人の幸せ」だと反論。
真道も「お前は間違っている」とザシュニナを否定した。
ザシュニナは願いが叶わないと分かり、「お別れだ」と沙羅花を攻撃する。
が、真道がそれをかばった。
脇腹を削り取られる真道。サラカは真道を連れて、カドを脱出する。

サラカは隔絶空間を作り、真道の治療を試みる。
「私が異方存在だと知った上で、なぜこんなになってまで私を助けたんですか」と尋ねる沙羅花。
対して真道は「理由なんかないさ。俺たち人間は、時々不思議なことをする」と答えた。
「私は人が大好きなんです」と真道に伝え、口づける沙羅花

一方、ザシュニナは複製した真道を連れ、外に出る。
さらに、「サラカが暴れたので捕らえた」とザシュニナは言った。
そしてナノミスハインを品輪たちに見せる。
偽真道は早速ナノミスハインを政府に説明。
しかしザシュニナはその場を離れ、屋上へ。空を見上げる姿はどこか寂しげだった。

その頃隔絶世界で事後みたいになってる真道と沙羅花。
無事真道の治療は成功したようだった。


■構造解析
いやー、冒頭の映像綺麗でしたねー。
そこそこSF映画を見ているので、色々な別次元の表現も結構目にしてきたのですが、トップクラスの美しさだったと思います。
多分日本人が作っているので、日本人の感性に合っているのでしょう。
そして、直前予想では「永遠の先はという意味なのか?」と語ったサブタイトルですが、全然違ったようです。ここ多分重要です。

1.トワノサキワ’

このサブタイトル、冒頭チャットみたいな感じで会話していた、この繭(宇宙)を生み出した六つの存在のことだったようです。
ト、ワ、ノ、サ、キ、ワ’の六つですね。
初期設定をしたのが、ワとキ。
7億年後になると、ト、ノ、サ、ワ’も加わっています。
このうち、ワが最初に繭の中へ入りたいと言い出します。
当初はワ以外の全員が反対しますが、すぐにキも「行こう」と言い出したので、おそらく二つの異方存在が地球へやってきているはずなんですよね。
もうお分かりかと思いますが、まとめるとこの繭(宇宙)には沙羅花以外にも五つの管理者がいて、そのうち一つは地球にいるということになるんです。
直前予想はなかったことにと言いましたけど、ワとキのうち沙羅花ではない方が、CV上川さんで登場する可能性はまだ捨てきれないですね!
あとの四つも登場するのか気になるところです。

2.寂しげなザシュニナ

トップに引用させていただいているザシュニナの画像、見てくださいよ。
偽真道を使って人類の推進を続行し始めたシーンなのですが、どこか寂しげな表情をしていますよね。
ザシュニナはこの世界で様々な感情や思想に触れたことで、罪悪感”も身に着けているのかもしれません。
しかしザシュニナの価値観では、「人類という種族のことを考えればこうするのが正しい」と思って行動しているので、もう止まるわけにはいかないのでしょう。
今回一応真道が回復するところまでは描かれましたが、果たして真道と沙羅花はどのようにしてザシュニナに対抗していくのでしょうか……。


■まとめ
今回沙羅花の回想シーンがあったじゃないですか。
常日頃から「娘欲しい」と思っている自分にとっては涙腺にドストライクだったはずなのですが、やっぱり沙羅花のTシャツが気になって泣かずに済みました……。
あのTシャツのセンスすら異方の感覚だというのか……。

あとこれは予防線なのですが、真道も本当の意味でスペシャルな存在な可能性ありますよね。
六つの繭の管理者のうちの一人だったりするのでは、ということなんですが……都合良く記憶失ってたりはしないか……。

そして残すところあと2話らしいですよ。
来期カドレベルに考察が楽しいアニメがあるか不安になってきていますが、とにかくあと2週間お付き合いください!
サラダバ!

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アニメ「正解するカド 第10話 トワノサキワ’」直前予想! さらなる黒幕の可能性

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_人人人人人人人_
> 突然の更新 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^

今回は新しい試みとして、放送直前の展開予想記事を書いてみようと思います!
というのも、この前寝ようと思って布団に入り、ベストな入眠体勢を模索してもぞもぞしていたのですが……。
その時、「あれ、もしかして……」とあることに思い至りました。


※以下、予想が的中した場合初見時の新鮮味を損なう可能性があります。ご注意ください。


■直前予想

1.冒頭のナレーション

毎回冒頭、良い声でこれまでのあらすじを語ってくれるのは、俳優でもある上川隆也さん。
上川さんと言えば、当ブログでも度々取り上げている天元突破グレンラガンでも“アンチスパイラル”といういわゆるラスボスを演じています。
そういうことなんじゃないですかね!!
ザシュニナもサラカも、それぞれ単なる異方存在であるらしいですよね。ザシュニナ自身も神様ではないと言っていました。
そう、まだ彼らの上にある存在があるんです。それが“ノヴォ”なのではないでしょうか。

なぜこんなことを思ったかと言うと、(一番はアンチスパイラルを思い出したからなのですが)すでに人類はザシュニナの介入によって様々な恩恵を受けたわけです。
アニメがこれから結末へ収束していくとして、そのままの状態で終わるとは考えにくいんですよね。
10話ではザシュニナとサラカがバトルするような展開になるようですが、単純にサラカが負けて終わるor真道が交渉し始めるでも良いと思うんですけど、さらに上の存在の登場による喧嘩両成敗+リセットという展開もあり得るのではないかなと……。
そして我々の生きるこの世界こそ、ノヴォによってリセットされたカドの来ない世界線なのかもしれない……。


■まとめ
またも胡散臭いトンデモ記事を書いてしまった……。
でもあの上川さんを、冒頭のナレーションだけに使うとは思えなくないですか?
この演出は度々アニメで使われているものですし、一つの予想として語らせていただきました!

あとタイトルについているアポストロフィーもちょっと気になりますよね。
これは単純に「永遠の先は(ry」ということだと思うので、やはり本当に重要なことが語られるのは最終話なのでしょう。
人間は無限のエネルギーや疲れない身体、さらにもしかしたら宇宙の設定をいじれるチートアイテムまで手に入れて、どうなっていくのでしょうか……。

また10話を見たあとに会おう! サラダバ!

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アニメ「正解するカド 第9話 ナノミスハイン」感想と考察 〇〇説登場、一気に王道SFアニメに!

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アニメ「正解するカド 第9話 ナノミスハイン」の記事でございます!
すいません、今回も視聴直後に記事を更新したかったのですが、あまりの驚きに全然考えがまとまりませんでした……!
一夜明けて色々考えましたが、結局は「王道SFアニメのルートに入った!」の一言に尽きますね。
もしかしたらいるかもしれない「アニメ見れないが内容を知りたい」人のため、あらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
ザシュニナと酒を飲みながらの対話を試みる真道。カドの中へと入っていく。
その様子を見て「嫌な予感がする」とこぼす徭。

真道はカドのゲートを通り、始めての場所へ。
酒を酌み交わす真道とザシュニナ。ザシュニナハンドで優雅にビールを飲む姿がかわいい。
酒の感想を聞いたところで、ザシュニナのもたらした加速による影響について相談する真道。「推進は良い影響を与える一方で、破壊でもある」と語る。
対してザシュニナは、見てもらいたいものがあると、“ナノミスハイン”という四つ目のアイテムを提示する。

一方、カドと戯れる品輪博士。
そんな品輪博士に、「異方の感覚を手にしたことでカドに干渉する方法を考えられるのでは」と徭は提案。
品輪博士は早速その方法を模索し、理論を組み立てるが、実現するには装置を作ったりするためにも三日はかかるという。

カドの中、ナノミスハインに触れる真道。ザシュニナの“腕”を感じる。
「ワムやサンサとは違い、広い要素を持つものだ」と語るザシュニナ。
すると、酒瓶の重さがなくなる。さらに、超常的な動きで宙を移動した。
ナノミスハインは、重力や慣性、質量を操作できるようになるアイテムだった。
真道は「流通や宇宙開発の可能性が無限大に広がる」と興奮気味に語るが、それによってあらゆる仕事の概念が覆ると指摘。
真道はそれを「人類全体のバブル景気だ」と表現するが、バブル=作りすぎということを確認した上で、ザシュニナはそれを否定する。
「人類の生産が消費を上回ることはない、これからずっと永遠にだ」と語るザシュニナ。
「なぜそう言い切れる」と問う真道に、ザシュニナは「異方があるからだ」と答えた。
我々の根源にまで立ち返って異方の話をするというザシュニナ。
「少し歩こうか」と場所を変える。

以前真道が「異方は高次元空間」と語った際、それを否定したザシュニナだったが、「異方は一応高次元空間である」と説明する。
異方はこの宇宙の37乗倍の処理能力と37乗倍の広がりを持つという。
だが、広大な異方は満たされているわけではない。処理能力がありすぎるゆえに、慢性的な情報不足に苛まれているという問題を抱えていた。
処理しきれないほどの情報を浴びたい。それゆえに、異方存在は情報の繭を創造した。
養蚕を例に挙げ、「情報の繭=宇宙」「糸=人類」と説明。
無数の繭を作った結果、莫大な量の情報を創出する糸が生まれる。
それが人類だった。
この宇宙を作ったのは異方存在であり、光速度や力の大きさ等の設定をしたのも異方存在だった。
「ナノミスハインは宇宙の設定に手を加えることができる、異方の腕なんだ」と語りながら、ザシュニナは相対時間をずらしてみせる。
それによって、体感で72時間放置されてしまい、衰弱する真道。
「すまない」と謝罪するザシュニナに真道は「お前は神なのか」と問う。
しかしザシュニナはあくまで「私はただの異方存在。神の奇跡は、君たち人類の方だ」と語る。
そしてザシュニナは言った。
「真道、私と一緒に異方へ行かないか?」
真道が困惑して黙っていると、ザシュニナは「まだ早かったか」と目を細める。カドを呼び出すと、中には複製された数時間前の真道が入っていた。
ザシュニナは「こちらでやり直したいと思う」と、オリジナルの真道を消そうとする。

その時、外にいた徭の指輪が砕け散る。

ザシュニナの斬撃にやられたかに思われたが、真道は謎の力によって守られた。

「なるほど。君がこの繭の管理者だったのか。異方存在、徭沙羅花」


■構造解析
前回まで「徭ちゃん可愛いなー。癒し枠だわー。でも残念ながらメインヒロインはザシュニナかなー」と思ってたら、今回のラストですよ……。
リアルタイムで見てたんですが、思わず二回「ええええええ」ってツイートしちゃいましたね。
さて、今回取り上げるのは二つです!

1.ID(インテリジェント・デザイン)説

正解するカド、(偶然同時期公開の映画「メッセージ」と若干被っているものの)かなり斬新な導入から入りましたが、ここにきて急にSFの王道テーマID(インテリジェント・デザイン)の登場です。
ID説とはその名の通り「知性を持つなにかによって、この宇宙が作られたのではないか」という説です。自分もID説大好きで、自作のテーマにもしていたりするので解説シーンではなかなかに興奮してました。
「SFを見るのは正解するカドが初めて」という方がいたら、是非感想をお聞きしたいですね。
「もしかしたら現実のこの宇宙も、誰かによって作られたのかもしれない」という価値観の転倒を味わっていてくれたら嬉しいなと思います!
そういう意味でも、現時点で正解するカドはSFの導入として非常に優秀なアニメです。

2.ザシュニナの本当の目的

失礼ながら、ここは見ていて「やっちゃったー」と思っていました。
6.5話の記事で書いたことほぼそのままでしたね……新鮮味を損なってしまっていたらすいません。
「処理速度が早すぎるあまり、慢性的な情報不足に陥っている」というのが、ザシュニナの抱えていた問題でした。(ここまで予想できていれば逆に100点だった)
そして人類はその問題を解消することができるほどの情報を持っていて、ザシュニナは真道君を異方へ連れていこうとします。
これも予想通りではあったんですが、一つ気になったことがあるんですね。
それは、「人間ってそこまで複雑か?」という話なんですが。
最近は人工知能の技術も結構発展してきまして、近い将来人間の仕事はなくなるんじゃないかと言われているほどです。
とはいえ人間と自然な対話ができるレベルのAIができるのはまだまだ先だとは思いますが、だとしてもこの宇宙の37乗倍の処理能力がある異方存在なら、人間の複雑さなんて一瞬でシミュレートできちゃいそうな気がしませんか?
人間の複雑さは単体ではなく、群れを成すからこそなところがあるとも思うので、真道君だけを連れていっても情報不足の解決にはならないと思うんですよね。
つまりザシュニナは単純に真道君がお気に入r(ry

3.異方存在、徭沙羅花

そして本題はこっちなんです!!
いや本当に、びっくりするくらい一切の疑いなく徭ちゃんは人類代表だと思っていたんですよ。
だけど9話を見て改めて徭ちゃんの発言を思い出すと、「人間は複雑ですから」とか「自然か自然に生まれたんです」みたいな発言は、ある意味人類を超越した存在による母性を感じさせる発言ですもんね……。
異方存在のツカイ(遣い)ちゃんだったわけです。(ドヤ顔)
非常に熱い展開で、覚醒徭ちゃんもかっこ良くて大興奮ではあったんですが、一方でツッコミどころもある気がします。
ザシュニナは、すんごい重要な繭の管理者が誰なのか把握できていなかったんですね……。
なんなら人類が生まれてある程度経ったところで、管理者にコンタクト取ったりして様子見たりすると思うんですが。
そもそも2017年にやってきた理由ってなにか語られていましたっけ?
失念しているだけなのか、これから語られるかだったらすいません!


■まとめ
無粋なツッコミを入れてしまいましたが、面白いことには変わりないです!
ワンクールですっきりまとまりそうですし、「SFアニメ見てみたいんですけど最初はなにがおすすめですか?」と聞かれることがあったら、正解するカドと答えると思います。
次回はザシュニナと徭ちゃんがバトルするみたいですが、「そこは交渉官なんだから交渉しろ」と真道君が冷静にツッコミそうで怖いです。

果たして今回が正解するカドのピークなのか、それともまだまだ衝撃の展開が待ち受けているのか!
うーん、サラダバッ!

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