2016年、個人的に最も面白かった“ストーリー”ベスト3!

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いやー、もう2016年も終わりですね。
今年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
自分は色々な意味で、非常に充実した一年でした。

もちろんその中には、良い物語に出会えたということも含まれます!
というわけで、今年発表された作品の中から個人的に面白かった物語を、媒体問わずベスト3として発表したいと思います!


■第3位:アニメ「僕だけがいない街」










今年の1月から3月まで、ノイタミナで放映されていたアニメですね。原作は三部けいさんの漫画です。
これもブログでレビューしてきた「オカルティック・ナイン」と同じく、推理しながら追いかけられるミステリー作品でしたね。
主人公は売れない漫画家、藤沼悟。
なにか悪いことが起こるとその直前まで時間が巻き戻り、それを回避するまでループする“リバイバル”という能力を持っています。
母親の死をきっかけになんと小学生の頃まで時間が巻き戻り、ある事件を紐解きながらハッピーエンドを目指します。
最初は一人で奔走していた悟でしたが、次第に仲間が集まっていって……感動的なラストでした。
非常に見ごたえのあるストーリーで、おすすめです。

ただ一つ個人的に惜しかったのが、“リバイバル”という能力の説明がされなかったことです。
説明したら無粋だよと思われる方もいると思いますが、そこに納得いく説明がないとただのご都合主義になってしまう気がするんですよね。
一応個人的な見解は持っているので、こちらもそのうち記事にまとめようと思います!


■第2位:小説「君の名は。」










映画「君の名は。」の原作小説です。
2016年を代表すると言っても過言ではない作品ですね。
以前当ブログでも紹介させていただきましたので詳細は割愛させていただきますが、ヒットする要素をこれでもかと詰め込んだ作品でした。

ただこちらも、本当に個人的な趣味の問題なのですが一つ欠点がありました。
それは毒がなさすぎるということです。
自分は毒にも薬にもなるお話が好きなひねくれ者なので、面白かったには面白かったんですが物足りなさを感じてしまいました。
ただ、心に突き刺さるようなものではなかったものの、本来娯楽とはそういうものな気もするので、エンターテイメントとしてはやはり日本最高峰で間違いないと思います!

さて、そんなひねくれ者な自分が選ぶ、今年最も面白かったストーリーは……!


■第1位:ゲーム「ペルソナ5」











栄えある第1位はやはりこちら! ゲーム「ペルソナ5」です!
PlayStation Awardsでは「Gold Prize」と「ユーザーチョイス賞」をダブル受賞。
販売数も最近のゲームとしてはかなり好調です。納得ですね。

ペルソナ5のなにがすごいって、そのボリュームです。
最近のゲームはやたらグラフィックは凝っているものの、ストーリーがあっという間に終わってしまったりする作品が多く見受けられますよね。
しかしこのペルソナ5、良い意味でやってもやっても終わらないんです!
自分が「はー、そろそろ終盤か」と思ってから20時間くらい続いたのではないでしょうか……。
というのも、この作品もいくつかの層にわかれています。
しかもそれを丁寧に丁寧に、とんでもない層までシフトしていくので、やり応えも読み応えも抜群なんですね。
「君の名は。」のところで「毒がなさすぎた」と言いましたが、今作は非常に風刺が効いており、現代の光と闇をしっかりと描いています。
時折目を逸らしたくなるような人間の残酷さも表現されていて、それがリーダビリティを高めているんですね。
筋書きもミステリー小説を読んでいるかのようにスリリングかつ驚きのあるもので、過去の作品をプレイしている人にとっては最高のサプライズも用意されていました。
また、ストーリーを盛り上げる音楽も素晴らしかったです。
文句なしで、個人的2016年最も面白かったストーリー第1位ですね。

今作はそのストーリーの緻密さもあって、公式にはネタバレ禁止になっています。
なのでレビューはできませんが、そのうちノベライズ本が出る(と信じている)ので、ゲームをする時間のない方は是非ストーリーだけでも楽しんでください!


■まとめ
2016年、オタク的にはかなり豊作の年だったのではないでしょうか?
映画はヒット作が続々と生まれ、ゲームのビッグタイトルも続々発売されました。
不況でモノが売れづらい時代ですが、やはり好きなもの・良いものには惜しみなくお金を使いたくなりますよね。
これをきっかけに、来年以降も素晴らしいエンターテイメントが続々生まれてくれることを祈るばかりです。

それでは、今年は本当にお世話になりました!
来年からは更新が若干マイペースになりますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします! 2016年最後のサラダバー!

ガキ使「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!!」の天才的笑いの演出

さて、この季節になってくると楽しみなのが、大晦日の定番番組の一つ「絶対に笑ってはいけない24時」シリーズですね!
自分は基本ガキ使を見つつ、気になる人が出る時だけ紅白を見るという年末を毎年送っています。
最近映像配信サービスで見返す機会があったのですが、何度見ても笑えるあるシーンがあるんです。
2013年に放送された「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!!」の中のワンシーンなのですが、その笑いの流れがもう天才的なんですよ……。
「笑いを説明する」という禁忌を、今回あえてやらせていただきたいと思います。

まずはあらすじをどうぞ!


■あらすじ
AM10:00。
笑ってはいけない24時定番の引き出しネタを消化していき、これまた定番のDVDの処理が始まった。
恐る恐るデッキにDVDを入れる田中。
スピーカーから流れてきたのは、オルゴールの音楽。そして、方正の二人の娘からの手紙のメッセージだった。
長い手紙を一生懸命読み上げる娘たちに、涙する方正。結局DVDは何事もなく終わった。
もう一枚のDVDを入れると、今度は田中の息子からの手紙が。
その手紙の内容に号泣する田中。相方の遠藤ももらい泣きをしてしまう。
そして手紙の終盤。田中の息子が名乗るところでフェードインしてきたのが「田中タイキック」の文字。そしてあの効果音とアナウンス。
それまでの感動的な演出と相まって、感情がめちゃくちゃになり泣き崩れる田中。
そこに現れたいつものタイキックの人は、容赦なく田中のケツを蹴り上げた。

一段落したところで、突然部屋に入ってきたのは二人の女子高生。
地球防衛軍というシチュエーションを完全に無視した展開に困惑する一同だったが、その二人に呼ばれて出てきたのは女子高生に扮するマツコデラックスだった。
しかしマツコ、直前の方正と田中のDVDに感動して号泣。
ネタに入れず、それが笑いを呼んで全員アウトとなった。


■構造解析
どうですこの展開、すごくないですか?
文章で伝えきることができなくて非常に申し訳ないのですが、順を追って構造を解析します!

1.天国と地獄

笑ってはいけない24時というのは、ガキ使メンバーを笑わせてケツバットを喰らわせ、それを見て視聴者が笑うという構造になっています。
しかしこのパートの冒頭でメンバーに与えられたのは、純粋な感動。
その意外さに一同は笑ってしまいましたが、意外だったのは視聴者も同じです。
芸人の普段は見られない一面が見れて、ほっこりした人も多いはず。
田中さんのDVDの内容も非常に感動的で、あの浜田さんすら涙腺が緩むほどだったんです。自分も普通に感動していました。
からのタイキックですよ。笑うしかないですよね。
感動と笑いという、性質の違うポジティブな感情を同時に与える素晴らしい演出だと思いました。

2.トラブルによる笑い

例えお笑いでなかったとしても、予想外のトラブルやハプニングに笑ってしまうことありますよね。
作為のあるものではなく、純粋な驚きから笑いに繋がるパターンです。
マツコデラックスの場合も、本来ならすぐに次のパートに入る予定が、号泣しながら「さっきのVTR見て感動しちゃって、ダメになっちゃった」とメンバーに相談するという事態が発生。
仕事を放棄するというルール無視の事態に、メンバーも笑ってはいけないというルールを無視してしまったわけですね(ドヤ顔)。


■まとめ
どんなエンターテイメントであっても、笑える要素というのは少なからずあるといいですよね。
延々シリアスでは受け手も疲れてしまいます。
自分もお笑い番組を沢山見て、創作に活かしていきたいと思います!(ただ好きなだけ)

明日はいよいよ2016年の笑ってはいけない24時ですね!
見ながらツイッターで実況しようと思います! それではサラダバー!

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「ブラック企業問題」日本は一気に崩れるか、緩やかに後退するかしかないのか。

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今回は政府による本格的な対策が始まった「ブラック企業問題」について語りたいと思います。

日本の企業で問題になっている長時間労働やパワハラ。
最近になって浮き彫りになってきたように思える問題ですが、実はこれらはすべて過去からの産物なのです。
一体なぜこうなってしまったのか、解析してみましょう。

■構造解析
皆さんは今の日本を作ったのがなにかご存知でしょうか。
そう、高度経済成長期です。さらに言うなら第二次世界大戦です。
日本は第二次世界大戦で敗戦国となり、凄まじい逆境に立たされました。
しかしそれでも、日本人は焼け野原から今の日本を築いていったのです。
これは美談ではありますが狂気でもあります。日本人はこの時、思いっきり背伸びをしてしまったのです。
戦争というのは本当に恐ろしいもので、様々な意味で人間のスペックを限界以上にまで引き出すことがあります。
その勢いそのままに成長していった日本ですが、時が経つにつれ敗戦の逆境は薄れていきます。
今では「戦争の悔しさを糧に働こう」なんて人いませんよね。
ですが、日本は経済大国になってしまいました。衰退することなど考えたくありません。
戦後の狂気から生まれたこの経済大国を支えるためには、これといって頑張る動機のない現代の日本人が、戦後と同じくらい背伸びをしなければいけなくなってしまったのです。
そして生まれたのがブラック企業というわけですね。

間違ってはいけないのは、戦後の日本を基準にしてはいけないという点です。
今でも一部ブラック企業を擁護する意見がありますが、それは違います。日本はようやく普通の日本に戻ろうとしているのです。
しかしブラック企業を根絶しようとすれば、それはつまり日本の衰退を受け入れるということ。
労働時間が減るわけですから、企業の収益も減り、給料も減り、生活水準も少なからず落ちていくはず。
もしもこのまま背伸びを続ければ、もしかしたら多少経済は成長するかもしれませんが、ある瞬間一気に崩壊するでしょう。

ではいずれにしろ、日本は衰退するしかないのでしょうか。

■解決策
活路はあると思います。
自分は好きなことであれば時間を忘れてやることができます。
皆さんにも一つくらいは、時間を忘れて熱中してしまうような物事があるはずです。
それを仕事にすることさえできれば、今の日本を維持しつつ忙しくも充実した生活が送れるでしょう。
現在でも、「忙しいけどこの仕事にやりがいを感じている」という人は少なくないはずです。
つまりこれから本当に重要になってくるのが、適材適所であるかどうかです。

理想的な適材適所を実現するために個人的に改善すべきだと思うのが、学校教育です。
現在は色々な科目を総合的に教えていますが、半分以上は無駄ではないでしょうか。
義務教育は現在の状態を維持するとして、高校からはもっと専門性の高い学校を選択できるようにすべきでしょう。
さらに大学や専門学校は、企業と密接に連携して実践で役立つスキルを教える必要があると思います。
「企業に入ってから学ぶことがほとんど」と言われるくらいですから、現代の学校教育がいかに無駄だらけかわかりますね。(もちろん必要なことも沢山あるとは思います!)

■まとめ
ここまでネガティブな、今の日本を批判するようなことを書いてきましたが、決して日本に滅びて欲しいわけではありません。
今は本当に時代の転換期です。戦後の高揚感も薄れた今、日本はどういう未来を選択し、どう変わっていくのか。
こちらのアンケートをご覧ください。
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まだ途中ではありますが、こういう投票状況です。
ほとんどの方が多少貧しくても健康的に暮らしたいと思っていますね。
自分もそれでいいと思います。頑張れる人だけ頑張ればいいのです。
本当に頑張りたい人というのは、周りがどうだろうと頑張れますからね。

微力ながら、自分も自分のペースで頑張れることを頑張ろうと思います。
シン・ゴジラのあの名台詞「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」ですね!

大変な時代に生まれてしまった我々ですが、それぞれの生き方で生きましょー! ではサラダバッ!

「ACCA13区監察課」「リトルウィッチアカデミア」……2017年冬アニメの予告映像考察!

さて、今回は個人的に注目の2017年冬アニメを紹介しつつ、PVを見てどんな話か考察したいと思います!

早速ヒアウィゴー!(あらすじを書かなくて良いのでテンションが高い)

■「ACCA13区監察課」


まずはこちら、「ACCA13区監察課」です!
あえて情報を入れないようにしているので、PVしか見ていません!
一応原作の漫画があるようなので、間違ってたらほくそ笑んでください!

どうやらACCAという組織のお話のようです。
13ある区の統一組織らしく……国際警察的な立ち位置なのでしょうか。
その中にある“監察課”に主人公は所属している模様。
“貰い煙草のジーン”という最高にツボな愛称で呼ばれていますね。(喫煙者感)
平和を守る組織なのですが、100年は平和だったとのこと。
つまり作中で平和が崩れていくわけですね。それもジーンを中心に。

これ、もしかしたら主人公がラスボス的な展開なのでは?
煙草というのは嗜好品であると同時にコミュニケーションツールでもあります。
よく喫煙所で上司と仲良くなれるみたいな話を聞きますよね?(若い子はわからないかもしれない)
主人公は“貰い煙草のジーン”。
煙草を介して13区のACCAの要人に近づき、13区の支配を狙っていたとしたら……。

いやあ、本編が楽しみだなぁ。(冷や汗)

余談ですが、マッドハウスのアニメーションはやはり安定ですね。
キャラデザも非常にさっぱりとしていて好みな感じです。
そして90年代感溢れる音楽もグッド。おっさんにはたまらんでしょうな……。

■「リトルウィッチアカデミア」


こちらはトリガーのアニメということで引っかかったのですが、普通に面白そう!
魔女の家系ではないヒロインが、魔女になるために頑張るお話のようです。
以前ベイマックスの記事で「主人公をいじめて盛り上がりを大きくするのが大事」みたいなことを書きましたが、この作品も主人公が周りに比べて大きくうしろからスタートするのがミソっぽいですね。
PVにはお話の終着点に関する情報がないように見えますが……これは純粋に本編を見つつ予想していくしかなさそうですね。

アニメーションもさすがのトリガーと言った感じです。
今作もぬるぬる動いてくれるのでしょう楽しみ!

■まとめ
上二作に加えて「CHAOS;CHILD」は視聴確定なのですが、残念ながらPVがありませんでした!
他にもなにか「これ記事にしてほしい」というアニメがあれば、コメント等でリクエストしてくれると嬉しいです!

それでは今日はこの辺で! サラダバー!


映画「ベイマックス」新時代のエンターテイメントの模範的脚本

本日紹介する作品は映画「ベイマックス」です!
金曜ロードショーでやっていたのでなんとなく見ていたのですが、いや凄いですね。
娯楽映画として一部の隙もないレベルのパーフェクトな脚本だと自分は思いました。

盛り上がり曲線はこうです。
ベイマックス曲線 
よくある右肩上がりな曲線ではあるのですが、この映画は盛り上がり曲線だけで判断することはできません。
あらすじを踏まえて、順を追って語ってみます。

※以下ネタバレにご注意ください。


■あらすじ
天才的な科学の才能を持った少年ヒロ・ハマダは、兄であるタダシに連れられて大学へ行く。
ヒロは大学で、タダシの仲間たちの発明や、タダシが発明したケアロボット“ベイマックス”を目にする。
ベイマックスは様々な医療機能を搭載しており、人の傷や痛みをスキャンして治療することができる。
「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と言うまで対象から離れることができない。

様々な発明に刺激された上、尊敬する科学者キャラハン教授とも出会い、ヒロは飛び級で大学進学を決意した。
キャラハン教授に認めてもらうため、タダシは“マイクロボット”という群れで自由自在に行動させることができるロボットを開発し、発表。大絶賛され、キャラハン教授に大学進学の許可を貰う。

しかしその発表後、会場で火災が発生。
教授を助けに行ったタダシも巻き込まれ、命を落とすことに。

失意のヒロだったが、不意にベイマックスを起動させる。
ベイマックスは傷ついたヒロを治療するため、マイクロボットの反応を頼りに街を探索し始めてしまう。
それを追ったヒロが見つけたのは、火事でほとんどが消失したはずの“マイクロボット”を大量生産している工場だった。
そこでヒロはそのマイクロボットたちを操る仮面の男に襲われるも、辛くもその場を脱する。

ヒロは研究発表会での火災を“マイクロボットを狙った作為的なもの”だと考え、ベイマックスを強化して仮面の男を倒そうとする。
タダシの大学の仲間たちを集めて、ベイマックスのセンサーで見つけた孤島の研究施設へと乗り込む。
しかし研究施設はもぬけの殻だった。
残された映像からわかったのは、実業家クレイがテレポーテーションの実験をしており、失敗したこと。そしてその際に、研究員の一人が行方不明になってしまっていたということだった。
そこに現れる仮面の男。
ベイマックスとヒロの活躍によって、仮面の男の正体が死んだと思われていたキャラハン教授だったということが発覚する。
テレポーテーションの実験で行方不明になっていたのはキャラハン教授の娘であり、教授はクレイへの復讐のためにマイクロボットを使っていたのだった。
さらに火災は本当にただの火災で、キャラハン教授はマイクロボットを使って生き残っており、助けに行ったタダシの行動は「余計なこと」だと言われ激昂するヒロ。
キャラハン教授を殺そうとベイマックスを暴走させるが、仲間たちによって止められた。

ヒロは一人ラボへと戻り、故障したベイマックスを修理しようとする。
その際に、ベイマックスの記憶領域に残っていたタダシの映像が再生され、ベイマックスが「人の役に立ってほしい」というタダシの強い思いから生まれたことを知り、心を改めた。

クレイへの復讐のため、大学を襲うキャラハン教授。
テレポーターを大学の上空で起動させ、大学ごと異次元へと放り込もうとする。
そこに、ヒロやベイマックスたちが駆けつける。
最初の戦闘では役に立たなかった仲間たちも、ヒロのアドバイスで大活躍。
辛くもキャラハン教授に勝利した。

しかしベイマックスが、「テレポーターの中に生命反応がある」と言い出し、ヒロとベイマックスはキャラハン教授の娘の救出へ向かう。
ポッドを発見し出口を目指す二人だったが、巨大な瓦礫が飛来し、ベイマックスが盾になる。
その時の衝撃で、ベイマックスのブースターが壊れてしまう。
ベイマックスはヒロとポッドを元の世界へ返すため、ロケットパンチを使うことを提案。
それではベイマックスが戻れないと涙するヒロだったが、最終的に「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と言ってヒロとポッドのみが元の世界へと押し戻された。

後日。ヒロはロケットパンチに使われたベイマックスの手の中に、メモリーが残されていたことに気づく。

■構造解析
うろ覚えなのであらすじの時系列が前後していたらすいません!
しかしこの映画、文字で見ただけでは絶対にもったいないです。
日本とはまったく違う方向性で進化を遂げたディズニー映画ですが、やはりその進化の頂点にある映像美は素晴らしかった。
特にヒロがベイマックスに乗って飛び回るシーンの背景は実写以上とも言うべき美しさでした。
と、映像に対する賛辞はここまでにして、ストーリーのどこがポイントなのかを確認します。

1.容赦なく主人公に悲劇を与える

これは創作論では常々言われていることなのですが、主人公をいじめることは非常に大事です。
なぜなら主人公を一度落とさなければ、盛り上がり曲線は大きく上昇しないからですね。
今作では兄の死というかなりきつい悲劇がありますが、そこからの主人公の成長ぶりは見た人ならおわかりでしょう。

2.非常に論理的な主人公

この手の話によくある展開として、
兄の死→落ち込む主人公→ベイマックスのフォロー→「ほっといてくれよ!」→仲直り
みたいなのありますよね?
しかしこの主人公、ベイマックスがしつこく医療行為をしようとしても、優しくいなせるのです。
上のような展開はありがちすぎて、最早時代遅れなのかもしれませんね。
そんな主人公も終盤では怒りを露にしますが、そのシーンが際立って見える効果もあったでしょう。

3.キャラハン教授がボスというミステリー的驚き

見た人ならわかると思いますが、「ボスはクレイだろう」と思っちゃいますよね。
自分はミステリー好きですがアホなので、仮面の男の予想クイズに「ハハッ、なんてサービス問題」と思ってすらいました\(^o^)/
なんとか途中で「待てよ?」と思えましたが、あれはもっとアホだった子供の時に見たら見事にひっかかったでしょうね……。
やはりミステリー要素は面白いものです!

4.冒頭の台詞の使い方と、心に傷を残さないベイマックス設計

「ベイマックス、もう大丈夫だよ」の使い方は王道でしたが感動的でしたね。
ただそれだけで終わらないのがこの映画の「お客さんのことを考えまくっている」点でしょう。
ベイマックスはちゃんと復活するのです。
お客さんの心に傷を残さない、まさにベイマックス設計な映画でしたね。
家族で安心して見られる、非常に金曜ロードショー向けな作品だと思いました。

■まとめ
ディズニーやハリウッドなど、アメリカ発の映画はとにかく物語に安定感があります。
なぜかと言うと、おそらく様々な人種の人がアメリカにはいるからなんですね。
文化も宗教も様々なアメリカという国でヒット作を生むには、本当の意味で万人受けを目指さなければいけません。
そのため脚本に非常に力が入っており、アメリカの外に出てもヒットするのでしょう。

自分も小説を書いていて思うのですが、必然性というのは非常に大事です。
重要なのはいかにそれが物語ということを意識させないこと、つまり自然な流れを作ることなんでしょうね。
それができて初めて、お客さんが物語に没入できる“プロの仕事”と呼べるものになるのでしょう。
本当に勉強になります(活かせるとは言っていない)。

1月は金曜ロードショーでジブリ祭りらしいので、こちらも解析したいと思います!
それではサラダバー!

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あの名作からなんてことないニュースまで、ストーリー性のあるものを構造解析していきます。
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