アニメ「Re:CREATORS 第22話」感想と考察 愚か者の金ではなく、黄金の大団円

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© 2017 広江礼威/小学館・アニプレックス

アニメ「Re:CREATORS 第22話 Re:CREATORS」の記事です!

ついに最終回でしたね。
4月から5か月に渡ってレビューしてきましたが、色々な意味で感慨深いです……。
最終回は思った以上に穏やかでしたが、これでこそ愚か者の金ではなく、黄金の大団円なのだと思います。
前回の記事の時点では気づけなかったこのアニメの凄さについても語ります!
まずはあらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
すべてが決着し、残された被造物たち。
チャンバーフェスの会場にはエンドロールが流れ、会場には拍手が沸き起こっていた。
抱擁する菊地原とメテオラ。
松原は颯太の活躍を称えるが、部屋を出ていく。

一人セレジアのことを思って涙する松原。
しかしメテオラは、「こうしなければ世界は救えなかった」と慰める。
さらにまりねは、「まだ続くんです」と語る。
現界したセレジアはもういないが、松原たちの書く物語の中でセレジアの人生は続いていく。
「約束を果たしてほしい。彼女の物語にコーヒーを。そしてカロンと共に、黄金の大団円を」と声をかけるメテオラに、松原は笑顔で頷いた。

チャンバーフェスは結局賛否両論だったが、颯太たちは口裏を合わせ、その裏で起こっていたことは隠されていた。
そして、日常が戻り始める。

メテオラは被造物たちを集め、元の世界へ戻ることを考えようとする。
「期間前にやりのことしたことを片づけておくことをおすすめする」とメテオラ。

弥勒寺と翔は、八頭司を連れてツーリングに。
「戻る前に挨拶を」と語る二人。
弥勒寺たちは、「元の世界で暴れ回らせてくれればいい」と笑顔を見せた。

鹿屋たちは中乃鐘と買い物を楽しんでいた。
まりねが「元の世界に戻れるかわからなくても帰りたい?」と尋ねると、「元の世界でやらなきゃいけないことがあるから」と鹿屋。
ひかゆの方も番外編のアニメ化が決まったりしていた。

メテオラと共に、セツナの墓前に立つ颯太。
未だにメテオラは、なぜセツナが現界できたのか疑問に思っていた。
それに対し颯太は「ズルをしたんだ」と正直に築城院の協力があったことを打ち明ける。
しかしメテオラは、颯太の力によるものだということを悟っていた。

メテオラは詠唱を開始。帰還の門を生み出す。
そして、順番に元の世界へ帰っていく被造物たち。
しかしメテオラだけは、元の世界へ帰れないという。
「私はこの世界を愛している。どうせ帰れないのなら、この世界で世界を創ってみたい」と語るメテオラ。

菊地原は官僚を辞め、なんと出版社へと転職した。
緋色のアリステリアが漫画賞を受賞し、そのパーティ会場で語らう高良田と松原。

中乃鐘は「この世界を救ったのはセツナで、僕らの物語は歯が立たなかった」と悔しさをにじませる。
それでも「じゃあ止める? モノづくり」と問われると、「まさか」と答えた。

一人部屋でイラストを描く颯太に、メテオラから連絡が。
新人賞に応募しようとするが、題名を考えあぐねているとのことだった。
颯太はそれに返信すると、またイラストを描き始める。

メテオラが受け取ったタイトルは「Re:CREATORS」だった。


■構造解析
最後の最後でタイトル回収!
いやぁ、色々とまさかの展開でしたね。メテオラだけが残ることになるとは。
セツナとアルタイルがどうなっているかも一切語られませんでしたしね。
レクリエイターズって中盤くらいまでは王道アニメかと思っていたんですが、全然そんなことなかったです(褒め言葉)。
王道エンタメアニメならもっとわかりやすく、「大団円ハッピーエンド!」という感じになりますよね。
でもそれって楽しいけど本物ではない、築城院が語っていたパイライト(愚か者の金)のようなものな気もするんです。
こういう若干ちぐはぐな結末になったのは、登場人物たちが本当に生きた選択をしたからこそだと思います。
まさしく黄金の大団円と言えるでしょう。

1.前回気づけなかったこと

そして前回気づけなかった、このアニメの本当の凄さがあります。
自分はいくつか前の記事から「ご都合主義でもいいからセツナに復活してほしい」みたいなことを言っていましたよね。
これって現実の人にもそう思わせるくらいに、アルタイルの承認力が凄かったんだなって思います。
最後のアルタイルがセツナを救うシーンは、チャンバーフェスの会場だけでなく視聴者の中にもアルタイルを応援する気持ちがあったんじゃないでしょうか。
セツナとアルタイルがその後どうなったかはアニメでは描かれませんでしたが、それこそ現実のクリエイターたちが二次創作で盛り上げていったら素敵ですね。

セツナとアルタイルの百合イラスト待ってます!!!

2.やり直す機会を与えられた颯太

そして今回の終盤、物書きとなったメテオラから「タイトルを考えあぐねている」と連絡が来て、颯太はそれにしっかりと返事をします。
これはセツナの問いに答えられなかったシーンとの対比になっていますよね。
メテオラがそれを意識したかはわかりませんが、颯太はやり直す機会を与えられたと言っていいでしょう。
ただこれはちょっと感情的に納得いかない部分もあります……。
やっぱり颯太はちゃんとセツナと対面して、お互いに救われてほしかったなぁと……。

こっちも二次創作イラスト待ってます!!!!


■まとめ
さて、いよいよレクリエイターズの記事も終わりですね。
ノベライズやコミカライズもありますし、今後の展開も楽しみなところです。
個人的には格ゲーにしたら結構面白そうな気がするんですけど、どうですかね!
それぞれのキャラの作品を本当に作っちゃったりとか!
劇場版レクリエイターズで颯太とセツナがちゃんと救われる話とかあっても嬉しいんですけど!
と、色々文句を言ったこともあったと思いますが、こう思うくらいには良いアニメでした……。

さて、来期はどのアニメをレビューしようか悩みつつサラダバー!

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アニメ「Re:CREATORS 第21話」感想と考察 そうキマシタカー! 次回はなにが待っている?

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© 2017 広江礼威/小学館・アニプレックス

アニメ「Re:CREATORS 第21話 世界は二人のために」の記事です!
前回の記事で、上手くやらないとただのご都合主義になってしまうという話をしました。
途中までは予想通りの展開だったのですが、まさかアルタイルにあそこまでの力があったとは……。
あらすじをご覧ください。


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
シマザキセツナの現界に成功した颯太たち。
アルタイルは颯太たちを「卑怯だ」と罵倒するが、颯太はそれを認めた上で、「物語なら許される。君がどうするのか、観客はみんな待っている」とその光景を見守った。
そして、セツナが命を絶った場所で、アルタイルとセツナの対話が始まる。
セツナに声をかけられて、「セツナのはずがない」と狼狽するアルタイル。
セツナ自身も「なぜここに立っているのかわかりません」と困惑していた。
それでもセツナは「確かに私はあなたを描いた。私があなたを騙すための偽物だって怒るなら、私をどうしても構わない」と淡々と語る。
それに対してアルタイルは「できるわけがない。あなたのために私はここまで来たのよ」と、素直な気持ちをぶつけた。
「あなたに酷いことをしてしまった。それを謝るためにここに来たんだと思う」とセツナ。
セツナはアルタイルを描いた際、良い意味でも悪い意味でもすべての願いを込めたという。
その中に「世界が憎い」という気持ちがあったことも認めた。
「そのせいで、私はあなたに深い呪いを刻んでしまいました。あなたは世界ではなく、私に怒るべきなんです」と、アルタイルに復讐の思いを背負わせてしまったことに謝意を述べる。
しかしアルタイルはあくまでも、セツナを死に追いやった世界の仕組みを憎んでいた。
セツナは「私よりあなたの方が私のことをよく知ってる。そんなあなたを描けて良かったと思います」と、アルタイルに歩み寄る。
アルタイルも「あなたの作った物語の中で、共に歩んでいきたかった」と叫ぶ。
セツナはアルタイルの変化に触れ、「あなたはもう私だけのアルタイルじゃないのです。みんなに愛してもらえたからこそ、無敵の力を手に入れた」と微笑んだ。
アルタイルは自身を悪であると言い、セツナもそれに同意するが、一方で「弱き者の王でもある」と語る。
そして、「好きになれなくてもいい。それでもそんな世界を全部含めて、もう一度抱きしめることが、世界を創ることなんだと思うのです」と続けた。

その時、ホームに電車の進入を告げるベルが鳴り響く。

「私は本当ならここにいちゃいけないのです」とアルタイルの元を離れるセツナ。
「私は呪いを授けてしまったかもしれない。だけどあなたを描けて良かった。あなたがみんなに愛されていることを知れて良かった。それをあなたに伝えることができて良かった。……私もあなたが、大好きです」
そう言って、セツナは飛んだ。
アルタイルはホロプシコンを使い、因果の再築を試みる。
すべての観客たちの感情が、アルタイルに力を与えていた。
「あなたがこの世界から切り離されてしまったこの0.5秒を、今の私なら救い上げることができる!」と叫ぶアルタイル。
セツナはそれを止めようとするが、「あなたの創ってくれた私は、世界を創り出すこともできるのだから!」と言い放ち、力を解き放った。

満天の星空の下、寄り添いながら横たわるアルタイルとセツナ。
アルタイルは、「あなたがいることでこの世界が歪んでしまうのなら、別の世界で、別の物語の中で、私はあなたのための天地を創るわ。そしてあなたは私の創る世界の中で、あなたの物語を綴る」とセツナに語り掛ける。
二人は立ち上がり、アルタイルは落ちていた眼鏡をセツナに手渡した。
その眼鏡を見て、セツナは颯太に語り掛ける。
「これはとてもとても大事なものなのです。この眼鏡をかけていた人に見てほしくて、私はあなたを描いたのですよ」と。
それを聞いて颯太は「僕は、君を作った僕は、君に追いつけたんだろうか」と涙を流した。

そして、チャンバーフェスの幕が下りる。


■構造解析
セツナをキャラクターとして出すなら、どんなご都合主義でもいいからちゃんと復活させてくれーと思っていましたが……。
なるほど確かに、アルタイルならそれができるでしょうね……。

1.新しい世界を創ることでセツナを救う

セツナをそのまま生き返らせることは、いくらアルタイルがチートキャラだったとしても世界の歪み問題があってダメのようでした。
しかしアルタイルは、セツナのために別の世界を創り出すというとんでもない選択をします。
正直冒頭のセツナとアルタイルの対話は、セツナ本人が言っていたように「アルタイルを惑わすために颯太がセツナに都合の良い台詞を言わせている」ようにしか見えず、うーんという感じでした。
でも誰かが「キャラクターには見えない」と言っていたほど、セツナはセツナだった。
これは多分、颯太が頑張ってセツナを描いた結果なのでしょう。
(チャンバーフェスの観客も、スピンオフ作品の中でセツナの存在を知っていたんでしょうね)
颯太のしたことは一生背負っていかなければいけない罪ですが、「アルタイルは颯太に見てもらいたくて描いた」という台詞がめちゃめちゃきつかったと思うので、これからそれなりに救われていくといいのですが……。

2.次回はなにが待っている?

しかし皆さん、なにげにあと一話残っているんですよ。
チャンバーフェスも大団円に終わり、アルタイルとセツナは別の世界でキマシタワーを建てているわけですが、一体最後にはなにが待っているのか。
レクリエイターズはサービス精神旺盛な作品ですから、きっと全員集合してくれるはず!
ですが、おそらく被造物たちはもう現実世界からはいなくなっているでしょう。
これは自分の希望ですが、チャンバーフェスの流れを汲んだ全員集合の作品が続いていて、その一部でも見せてくれたらいいなと思いますね。
退場してしまったセレジアたちや、結局チャンバーフェス内では登場しなかったまみかなど、全員が揃っての本当の大団円を迎えてほしいものです。


■まとめ
ここ最近はなかなか正解するカドのような考察向けのアニメがなかったので、レクリエイターズは最後の砦となっていたのですが、もう終わってしまうんですね……。
果たして来期はレビューするアニメがあるんでしょうか(白目)。

先のことはさておき、最後まで楽しませていただきましょう!

最後の最後で声優さんの特番はやめろよ!! 絶対だぞ!!!

サラダバー!

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アニメ「Re:CREATORS 第20話」感想と考察 ついに再会の時、しかし……


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© 2017 広江礼威/小学館・アニプレックス

アニメ「Re:CREATORS 第20話 残響が消えるその前に」の記事です!
終盤も終盤ということもあって、隠されていたとっておきがどんどん出てきましたね……。
そして今回のラストでは以前から予想していたあの展開も実現しました。

しかし颯太君、ここからどうするんだ……!?

とりあえずあらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
カロンと共に爆発四散したセレジア。
怒りを露にする弥勒寺に、アルタイルは「余韻を楽しみたまえ」と言い捨てる。
「あなたのような人は許せない!」と、新たな技を繰り出すひかゆ。
しかしアルタイルはそれをあっさりと無効化する。
なんとアルタイルは、能力によってひかゆに追加された設定を初期状態へと引き戻した。
弥勒寺も氷柱を伝って攻撃し、「なぜ俺たちを消さない」と問うが、アルタイルはそれをしない。
アルタイルは最早、鳥籠の状況を逆手に取り、自身の承認力を上げるための舞台に仕立て上げていた。

裏ではその状況を把握した上で、松原は「奥の手を使う時が来た」と呟く。
菊地原は「SIの現界を開始する」と宣言。
ギガスマキナの機能を利用し、メテオラは詠唱を開始する。

突如、アルタイルを光弾が襲う。
現界したのはシリウス。アルタイルのコピーだった。
シリウスはアルタイルと同等の力を持っており、二人の攻撃がぶつかり合う。
そしてシリウスは、アルタイルを消し去った。

しかしそれでも、アルタイルは再び姿を現す。
剣を交え合うシリウスとアルタイル。
ホロプシコンを駆使し、シリウスはアルタイルを乗っ取ろうと試みる。
爆発が起こり、その跡には気を失ったシリウスのみが残されていた。
アルタイルの実存係数はほぼなくなり、作戦は成功したようだった。
松原は「このためだけにあんなキャラを作っちまった」と悔いていた。
作戦終了ムードが漂う中、シリウスは残されていたアルタイルの帽子を被る。
そして、サーベルが弥勒寺を貫いた。
アルタイルは、逆にシリウスを乗っ取ったのだった。
急造されたシリウスはアルタイルに比べて情報量が少なく、隙が存在した。
アルタイルは松原が考えていた以上に、二次創作として愛されていた。

翔はアルタイルに立ち向かうものの、今度は「設定をなかったことにする能力」が発動。翔の能力が消し去られる。
「観客たちはアルタイル無双を望んでいる」とまで言い放った。
ひかゆは「みんなが選んだ主人公は私たちじゃない。あなたなのよ」と涙を流す。

そんな中、本部に颯太が駆け込んだ。
そして「現界してください」と叫ぶ。
中乃鐘たちが反対する中、松原は「逆に面白い」とそれを支持。
「最後の藁の一掴み。この術式が発動してもダメだったらどうしようもない」とメテオラは詠唱を開始。最後の現界が始まる。
しかし、承認力が足りず現界する力を持ち得ていなかった。

だがその裏で、築城院があの言葉をつぶやいた。
それによって現界は成功する。

現れたのは、シマザキセツナが身を投げた駅のホームだった。
そこに降りてくるセツナ。ついに颯太と再会する。


■構造解析
いやもう色々と唖然ですよね……。
語りたいことは二つあります。

1.二次創作の強さ

ちょっと脱線しますが、これはアルタイルに限らず現実世界でも言えることですよね。
アニメや漫画の制作会社の方針って、二次創作を禁止するタイプと自由にさせるタイプがいるじゃないですか。
あれって絶対後者の方が長期的に見て良い効果ありますよね。
二次創作って、言ってしまえばノーコストで消費者が勝手にやってくれるプロモーションなんですもの。
最近じゃFateなんかが本当に良い例ですよね。
最初の作品が発表されてからもう10年以上経ちますが、未だに人気なコンテンツでいられるのは二次創作の盛り上がりあってこそだと思います。
多少公式作品の新作までに期間が空いたとしても、忘れられることがありませんから。
このことがまさしく、アルタイルの能力が際限なく追加されていった要因でしょうね……。
急ごしらえのコピーキャラじゃ勝てなくて当然です。

2.セツナとの対面

そんなアルタイルに対抗すべく、颯太君が考えたであろう切り札が現界されました。
以前からなんとなく予想していた通り、シマザキセツナが登場しましたね。
しかしまさかあの駅のホームまで再現するとは……。
ただ、この展開は予想はしていたものの、問題は今後どうなるかですよね。
なんかこう、王道的には颯太君もセツナも救われる展開が欲しいんですけど、キャラクターとして現界したセツナはただのキャラクターなわけで……。
もしもそのキャラクターのセツナにアルタイルを説得させたり、許す感じのことを言って颯太君が救われたりしても、そんなのシリウス以上に都合良すぎな展開じゃないですか?
この部分をすっきり解決してくれるのかが個人的に肝ですね……。
もうなんならセツナちゃんに生き返ってほしいです(暴言)。


■まとめ
あともう一つ気になるのが、アルタイルをもし倒すことができたとしたら、現界している被造物たちはどうなってしまうのかという点ですよね……。
十中八九元の世界に戻ってしまうとは思うんですが、無限大な夢のあとのやるせない世の中を颯太君はどうやって生きていくのか……。
ハッピーエンドが待っているといいですね……サラダバ……。

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あの名作からなんてことないニュースまで、ストーリー性のあるものを構造解析していきます。
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