アニメ「正解するカド 第9話 ナノミスハイン」感想と考察 〇〇説登場、一気に王道SFアニメに!

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© TOEI ANIMATION,KINOSHITA GROUP,TOEI

アニメ「正解するカド 第9話 ナノミスハイン」の記事でございます!
すいません、今回も視聴直後に記事を更新したかったのですが、あまりの驚きに全然考えがまとまりませんでした……!
一夜明けて色々考えましたが、結局は「王道SFアニメのルートに入った!」の一言に尽きますね。
もしかしたらいるかもしれない「アニメ見れないが内容を知りたい」人のため、あらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
ザシュニナと酒を飲みながらの対話を試みる真道。カドの中へと入っていく。
その様子を見て「嫌な予感がする」とこぼす徭。

真道はカドのゲートを通り、始めての場所へ。
酒を酌み交わす真道とザシュニナ。ザシュニナハンドで優雅にビールを飲む姿がかわいい。
酒の感想を聞いたところで、ザシュニナのもたらした加速による影響について相談する真道。「推進は良い影響を与える一方で、破壊でもある」と語る。
対してザシュニナは、見てもらいたいものがあると、“ナノミスハイン”という四つ目のアイテムを提示する。

一方、カドと戯れる品輪博士。
そんな品輪博士に、「異方の感覚を手にしたことでカドに干渉する方法を考えられるのでは」と徭は提案。
品輪博士は早速その方法を模索し、理論を組み立てるが、実現するには装置を作ったりするためにも三日はかかるという。

カドの中、ナノミスハインに触れる真道。ザシュニナの“腕”を感じる。
「ワムやサンサとは違い、広い要素を持つものだ」と語るザシュニナ。
すると、酒瓶の重さがなくなる。さらに、超常的な動きで宙を移動した。
ナノミスハインは、重力や慣性、質量を操作できるようになるアイテムだった。
真道は「流通や宇宙開発の可能性が無限大に広がる」と興奮気味に語るが、それによってあらゆる仕事の概念が覆ると指摘。
真道はそれを「人類全体のバブル景気だ」と表現するが、バブル=作りすぎということを確認した上で、ザシュニナはそれを否定する。
「人類の生産が消費を上回ることはない、これからずっと永遠にだ」と語るザシュニナ。
「なぜそう言い切れる」と問う真道に、ザシュニナは「異方があるからだ」と答えた。
我々の根源にまで立ち返って異方の話をするというザシュニナ。
「少し歩こうか」と場所を変える。

以前真道が「異方は高次元空間」と語った際、それを否定したザシュニナだったが、「異方は一応高次元空間である」と説明する。
異方はこの宇宙の37乗倍の処理能力と37乗倍の広がりを持つという。
だが、広大な異方は満たされているわけではない。処理能力がありすぎるゆえに、慢性的な情報不足に苛まれているという問題を抱えていた。
処理しきれないほどの情報を浴びたい。それゆえに、異方存在は情報の繭を創造した。
養蚕を例に挙げ、「情報の繭=宇宙」「糸=人類」と説明。
無数の繭を作った結果、莫大な量の情報を創出する糸が生まれる。
それが人類だった。
この宇宙を作ったのは異方存在であり、光速度や力の大きさ等の設定をしたのも異方存在だった。
「ナノミスハインは宇宙の設定に手を加えることができる、異方の腕なんだ」と語りながら、ザシュニナは相対時間をずらしてみせる。
それによって、体感で72時間放置されてしまい、衰弱する真道。
「すまない」と謝罪するザシュニナに真道は「お前は神なのか」と問う。
しかしザシュニナはあくまで「私はただの異方存在。神の奇跡は、君たち人類の方だ」と語る。
そしてザシュニナは言った。
「真道、私と一緒に異方へ行かないか?」
真道が困惑して黙っていると、ザシュニナは「まだ早かったか」と目を細める。カドを呼び出すと、中には複製された数時間前の真道が入っていた。
ザシュニナは「こちらでやり直したいと思う」と、オリジナルの真道を消そうとする。

その時、外にいた徭の指輪が砕け散る。

ザシュニナの斬撃にやられたかに思われたが、真道は謎の力によって守られた。

「なるほど。君がこの繭の管理者だったのか。異方存在、徭沙羅花」


■構造解析
前回まで「徭ちゃん可愛いなー。癒し枠だわー。でも残念ながらメインヒロインはザシュニナかなー」と思ってたら、今回のラストですよ……。
リアルタイムで見てたんですが、思わず二回「ええええええ」ってツイートしちゃいましたね。
さて、今回取り上げるのは二つです!

1.ID(インテリジェント・デザイン)説

正解するカド、(偶然同時期公開の映画「メッセージ」と若干被っているものの)かなり斬新な導入から入りましたが、ここにきて急にSFの王道テーマID(インテリジェント・デザイン)の登場です。
ID説とはその名の通り「知性を持つなにかによって、この宇宙が作られたのではないか」という説です。自分もID説大好きで、自作のテーマにもしていたりするので解説シーンではなかなかに興奮してました。
「SFを見るのは正解するカドが初めて」という方がいたら、是非感想をお聞きしたいですね。
「もしかしたら現実のこの宇宙も、誰かによって作られたのかもしれない」という価値観の転倒を味わっていてくれたら嬉しいなと思います!
そういう意味でも、現時点で正解するカドはSFの導入として非常に優秀なアニメです。

2.ザシュニナの本当の目的

失礼ながら、ここは見ていて「やっちゃったー」と思っていました。
6.5話の記事で書いたことほぼそのままでしたね……新鮮味を損なってしまっていたらすいません。
「処理速度が早すぎるあまり、慢性的な情報不足に陥っている」というのが、ザシュニナの抱えていた問題でした。(ここまで予想できていれば逆に100点だった)
そして人類はその問題を解消することができるほどの情報を持っていて、ザシュニナは真道君を異方へ連れていこうとします。
これも予想通りではあったんですが、一つ気になったことがあるんですね。
それは、「人間ってそこまで複雑か?」という話なんですが。
最近は人工知能の技術も結構発展してきまして、近い将来人間の仕事はなくなるんじゃないかと言われているほどです。
とはいえ人間と自然な対話ができるレベルのAIができるのはまだまだ先だとは思いますが、だとしてもこの宇宙の37乗倍の処理能力がある異方存在なら、人間の複雑さなんて一瞬でシミュレートできちゃいそうな気がしませんか?
人間の複雑さは単体ではなく、群れを成すからこそなところがあるとも思うので、真道君だけを連れていっても情報不足の解決にはならないと思うんですよね。
つまりザシュニナは単純に真道君がお気に入r(ry

3.異方存在、徭沙羅花

そして本題はこっちなんです!!
いや本当に、びっくりするくらい一切の疑いなく徭ちゃんは人類代表だと思っていたんですよ。
だけど9話を見て改めて徭ちゃんの発言を思い出すと、「人間は複雑ですから」とか「自然か自然に生まれたんです」みたいな発言は、ある意味人類を超越した存在による母性を感じさせる発言ですもんね……。
異方存在のツカイ(遣い)ちゃんだったわけです。(ドヤ顔)
非常に熱い展開で、覚醒徭ちゃんもかっこ良くて大興奮ではあったんですが、一方でツッコミどころもある気がします。
ザシュニナは、すんごい重要な繭の管理者が誰なのか把握できていなかったんですね……。
なんなら人類が生まれてある程度経ったところで、管理者にコンタクト取ったりして様子見たりすると思うんですが。
そもそも2017年にやってきた理由ってなにか語られていましたっけ?
失念しているだけなのか、これから語られるかだったらすいません!


■まとめ
無粋なツッコミを入れてしまいましたが、面白いことには変わりないです!
ワンクールですっきりまとまりそうですし、「SFアニメ見てみたいんですけど最初はなにがおすすめですか?」と聞かれることがあったら、正解するカドと答えると思います。
次回はザシュニナと徭ちゃんがバトルするみたいですが、「そこは交渉官なんだから交渉しろ」と真道君が冷静にツッコミそうで怖いです。

果たして今回が正解するカドのピークなのか、それともまだまだ衝撃の展開が待ち受けているのか!
うーん、サラダバッ!

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志室幸太郎

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あの名作からなんてことないニュースまで、ストーリー性のあるものを構造解析していきます。
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