アニメ「リトルウィッチアカデミア 第23話」感想と考察 愛される魔法を生み出す重圧

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© 2017 TRIGGER/吉成曜/「リトルウィッチアカデミア」製作委員会

アニメ「リトルウィッチアカデミア 第23話 Yesterday」の記事です。
うーん、やっぱりこのアニメ、どうしてもアニメ制作現場やクリエイターさんの事情を感じてしまいます……。
前置きしづらいので早速あらすじを。


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
アッコがいなくなったことをロッテから相談されるダイアナ。ダイアナは「落ち着いて話して」と優しく諭す。
事情を聞き、ダイアナはアーシュラ先生の元へ向かう。
外は雪が降り始めていた。

「幼い頃から私の夢は、みんなを笑顔にする魔女になることだった」と回想するシャリオ。
魔法はいまいちだったが、クロワのアドバイスもあり、信じる心を持つように。
ウッドワード先生の導きを受け、グラントリスケルは素晴らしい魔法に違いないと信じて言の葉を集めていくシャリオ。
しかし、七つ目の言の葉はなかなか姿を現さなかった。
もっと沢山の人を笑顔にと思っていたシャリオの元に、ショーに出演しないかという誘いが来る。
シャリオはすぐさま人気を博すが、一方で厳しい評価もあった。
「もっとエキサイティングな魔法を」というリクエストに悩むシャリオ。
そこに現れたクロワは、ドリームフューエルスピリットという魔法をシャリオに伝える。
シャリオがそれに飛びつき、ショーで披露すると、観客は沸いた。
しかしその魔法は、観客の夢見る心を吸い取っていた。クロワはその力で、グラントリスケルの封印を解こうとしていたのだった。
それを聞いたシャリオは「それを知っていたら使わなかった」と困惑するが、クロワはシャリオが言の葉へ辿り着こうとしないことを逆に責め立てた。
それでもシャリオは、純粋に人を喜ばせたいだけだった。
だが、シャリオはのショーは徐々に飽きられ、さらに焦りを感じるシャリオ。
「もっと凄い魔法を」という気持ちに応えようとしてクラウソラスの力を解放し、月を傷つけてしまう。
それによって、クラウソラスは枯れ木のようになって崩れ落ちてしまった。

アーシュラ先生の元にやってきたダイアナ。
アッコのことを報告しつつ、ダイアナはアーシュラ先生の正体を見破る。
ショーでの真相を聞き、ダイアナはアッコを残して一人戻ってきたアーシュラ先生を責める。
しかしアーシュラ先生は「他にやることがある」と言って聞かなかった。
ダイアナは「失望した」と言い残し、部屋を出ていってしまう。

ダイアナが寮に戻ると、アッコたちの部屋にはアマンダやコンスタンツェたちが集結していた。
一同もシャリオの真相を聞いた上で、手分けをしてアッコを探すことを決める。
ダイアナは自室に戻り、シャリオのカードを入れてあった箱を開けた。

雪の中、アッコを探し回るロッテやスーシィたち。
その最中、「アッコがいなくなるなんて嫌だ」と泣き出してしまうロッテ。
スーシィはそんなロッテを「大丈夫だよ。アッコって馬鹿じゃん」と慰める。

一方ダイアナは、雪の中ベンチに座り込むアッコを見つけ出す。
魔道具屋で温まる二人。
消沈するアッコを見て、ダイアナはシャリオのプレミアムカードを取り出す。
そして「幼い頃シャリオに憧れていた」ということを明かした。
さらに、ダイアナはアッコと同じ時にショーを見ていたことも伝える。
それによって、アッコはダイアナが魔法を使えなくなった理由に思い当たった。
「不幸な事故だったが、魔法の力を取り戻せることは私が証明した」と語るダイアナ。
アッコはそんなダイアナと自分を比べてしまう。
「なぜ諦めなかったかわかりますか」とダイアナ。
それはシャリオの魔法に魅せられたからであり、その心を信じ続けたからこそ、ダイアナは魔法の力を取り戻したのだった。
だがダイアナは魔女として生きていく中で、シャリオへの思いを閉ざしていく。
それでもルーナノヴァに入ったのは、やはりシャリオに憧れていたからだった。
「私はあなたが気に入らなかった」と語るダイアナだが、一方で「私にはできないことをやれるのが羨ましかった」とも。
ダイアナは「このカードを贈ります、この言葉とともに」とシャリオのプレミアムカードを渡した。
そこに書かれていたのは「信じる心があなたの魔法」という言葉だった。

そこにやってくるロッテとスーシィ。
スーシィはシャイニィロッドを手渡した。
続々とやってくるアマンダたち同級生に励まされ、アッコは元気を取り戻したようだった。

月の下、一人新月の塔にやってくるアーシュラ先生。
そこではクロワが、ノワールフューエルスピリットの実験を完成させていた。
「いよいよだわ、私の計画は最終段階に突入する」と宣言するクロワ。
対してシャリオは「私が止める」と答えた。


■構造解析
やはりシャリオがドリームフューエルスピリットを使ったのには理由がありましたね!
いや疑ってませんよ! 信じる心があなたの魔法ですしね!(汗)
それにしても今回、久しぶりにロッテやスーシィたちがちゃんと登場しましたね。
終わりが近づけば近づくほど、メインとなるキャラクターが絞られてくるのは仕方ないことですが、こうしてちゃんと見せ場を作ってくれるのは嬉しいものです。(一方で寂しさも強まりますが……)
さて、今回は性質の違う二つのポイントを語ります。

1.ついにシャリオへの憧れを明かしたダイアナ

まずは内容に関してですが、いやあ引っ張りましたねー。
ダイアナがついに、シャリオに憧れていたことを明かしました。
視聴者的にはわかっていたことなので驚きはなかったものの、アッコとしては希望と不安の入り混じった複雑な心境でしょうね。
ダイアナは実質同じスタートラインから今の力を得ているので、これを「私にもできるかもしれない」と捉えるか、「なぜ私にはできないんだろう」と考えるかなのですが、アッコは走り始めるのが遅かったので仕方ないんだよと言ってあげたい……。
そしてついに、アッコはダイアナからシャリオのカードを託されます。そこに書かれていたのは「信じる心があなたの魔法」という言葉。
やはりこれが七つ目の言の葉なのでしょう。
アッコが再びアーシュラ先生=シャリオを心から信じることができた時に、言の葉は蘇るはず。

2.大衆からの期待に追い詰められるシャリオ

そしてこちらは、リトルウィッチアカデミアではお馴染みとなったアニメ制作現場の実情と照らし合わせての考察です。
今回シャリオが「もっとエキサイティングな魔法を!」と迫られ、追い詰められていく回想シーンがありました。
これはアニメ制作の世界でもあったことなのではないでしょうか。
自分にはあのシーンが、スポンサーに「もっとエキサイティングなアニメを!」と言われて焦り、商業主義に徹した結果爆死したアニメ制作会社にしか見えなかったんですよね……。
自分もクリエイターの端くれとして、アニメ制作に携わる人への憧れや尊敬をもちろん抱いているのですが、当然のことながら制作現場は「ワックワクーのドッキドキー」ばかりじゃないでしょう。
シャリオがクラウソラスを失うきっかけとなった呪文が「目指せ理想の場所へ」なのもとても皮肉ですね……。
それでもこうして若いクリエイターに大切なことを伝えるためにアニメを作ってくれるのは、本当にありがたいことです。
作中でも言われている通り、自分自身で実践することで魔法を身につけていきたいと思いました。


■まとめ
さあ、いよいよクロワが動き出しそうです。
シャリオは真っ向勝負宣言をしましたが、ちょっと自暴自棄になっていないか心配ですね……。

最終局面に向かいつつあるリトルウィッチアカデミアですが、実はまだ回収されていない伏線らしきものがちらほらあるんです。
キャラクターを使い捨てにはしないのがガイナックス系列のアニメの良いところだと思っているので、1クール目に登場したアナベル(ナイトフォールの作者)ファフニール(FXドラゴン)にも見せ場があるような気がするんですよね。
そして注目なのが流星丸ですよ。きっと良い活躍をしてくれるはず!

あと何話あるのかはっきりとはわかりませんが、最後にはどんなカタルシスが待っているのか……。
次回のシャリオVSクロワの作画を楽しみにしつつ、サラダバー!




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