アニメ「Re:CREATORS 第13話」感想と考察 創作におけるメタ表現について

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© 2017 広江礼威/小学館・アニプレックス

アニメ「Re:CREATORS 第13話 いつものより道もどり道」の記事なんですが……。

↑お前誰だよ!!


■構造解析
いやあ、とんでもない総集編でしたね。でもどこか懐かしい感じもします。
というのも、この手のメタ表現って古典レベルの演出で、古くは手塚治虫さんの時代から存在していたものです。
それでもこうして見ると「なんかとんでもないこと言ってる!」と思えてしまうのは、メタ表現の使い方が非常に難しく、どの世代でも頻出するものではないからなんですね。

というわけで、今回はあらすじを書くほどのこともなかったので、メタ表現について語ってみます!

1.メタ表現とは

まずメタ表現とはなにか、というところから説明します。
普通の物語では、その世界はその世界として独立していて、キャラクターはそれぞれ作品の中で自分の人生を生きているものです。
物語の種類にもよるのですが、基本的にはその世界のみで完結した閉じた世界なわけですね。
しかしメタ表現は、そのルールをぶち壊す手法なんです。
メタとはメタフィクションという単語の略なのですが、ざっくり言うと物語のキャラクターが「自分は物語のキャラクターである」と言ったりすることをメタ表現と言うんですね。
普通こんなことをしてしまえば、物語の世界に没入していた視聴者や読者は「ああ、そうだよねこれ作り話だよね……」となって白けてしまうものです。
例えば最近話題の映画「美女と野獣」の作中で、「君は美しい。さすが世界で最も美しい顔100人の中で1位に選ばれただけのことはある」なんて台詞があったらもう帰りますよね。
だからこそ前述したように、使うのが難しい表現なのですよ。

2.レクリエイターズにおけるメタ表現

その点レクリエイターズはどうかというと、シリアスな話のようでこれほどまでにメタ表現がぴったりな作品もないのです。
なぜって、作中のキャラクター(被造物)たちは「自分は物語のキャラクターなんだ」ということを自覚しているんですからね。
メタフィクショナルな題材の作品で、さらにメタ表現を使っていくという……近年稀にみるメタメタしい(?)作品です。
もしかしたら中には白けた人もいるかもですが、メテオラが「こういうインターバルでもないとやっていけない」と制作側の本音を代弁していたりもするので、広い心で受け入れようじゃないですか!
ちゃんと新規カットも用意されていたので、スケジュールの遅れから仕方なく継ぎ接ぎで作った総集編とも違いますし!
最初からホームページ上で話数が公開されていたわけですから、織り込み済みの総集編ということでしょう!


■まとめ
それにしても、なにげにこの総集編は巧妙な一手だなぁと思います。
ここ最近は颯太君のおっもーい独白が続いていたので、見る側も若干負荷を感じていたところでしたよね。自分も若干気が重くなっていました。
そこにこのどっと肩の力が抜ける総集編を差し込まれたので、来週はまたフラットな気持ちで見ることができるでしょう。
しかも物語の中盤、そろそろ以前の流れを忘れかけている頃なので、視聴者の情報の整理にもなる。
その上制作のスケジュールもちょっと余裕ができる。
こう考えるとメリット尽くしですよね。色々な意味でプロの凄さを感じます……。

さて、本気で制作が遅れてて来週もメテオラのメタショーなんてことにならないよう祈りつつ! サラダバー!

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