アニメ「オカルティック・ナイン」 第11話 巧みな“タイムリミットの設定” 考察と感想

本日紹介する作品はアニメ「オカルティック・ナイン Site 11 大いなる目的のためよWe Want The Airwaves」です。


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください。


■おおまかなあらすじ(視聴済みの方はスルー推奨)
カフェ「ブルゥムーン」に集結する我聞たち。
すでに店内にいたサライ、実優羽、桐子に対して、アヴェリーヌが事情を説明する。
ニコラ・テスラは関東大震災の際極秘で来日しており、その時資金援助をしたのが成沢財閥で、成沢家令嬢とニコラ・テスラの間に生まれたのがアヴェリーヌだった。
アヴェリーヌはその後ニコラ・テスラの研究を引き継ぎ、“霊界との交信”を可能にする理論を発見する。
霊界は現実世界と重なり合った世界だが、“周波数”が違うため相互に観測することはできない。
しかし256事件の被害者は、アストラル体となって霊界に存在しながらも、周波数を現実世界のものに合わせているため、時間の流れも同じで現実世界が見えているのだという。

そしてその周波数を合わせる役割を担っているのが、MMGの管理する空軍基地廃墟“オッドアイ”。
現在も第一世代である256事件の被害者に向けて電磁波を照射しているが、御尊主の死と復活の後、第二世代への照射を開始すると語るMMGの面々。
オッドアイの管理者は今のところ大きな問題はないとしながらも、小さな問題として我聞悠太の異常な電磁気レベルを観測していた。

一方ブルゥムーン。
店内に入ってきたマスターとあすなだったが、あすなは突然拳銃を抜き、マスターに向ける。
あすなの尋問により、本性を現すマスターいずみん。
その正体は、八福神の会の教祖
スカンジウムの取り引きに利用するため、我聞の父に宗教法人立ち上げを持ちかけ、さらに我聞の父を殺し教祖となったのがマスターだった。
そこで追い詰められた我聞の力が発動、ぽやガンの力を得て電撃パンチをマスターにお見舞いする。

この時MMGでは再び我聞の異常を確認。ぽやガンの力を得た我聞は、ほぼ現実世界に存在するのと等しい状態になるという。

我聞は超帯電体質で、限りなく電磁気を溜め、スカイセンサーを使って放出することができると語るアヴェリーヌ。
この力を利用してオッドアイを破壊することを提案するアヴェリーヌだったが、あすなの証言でウォーデンクリフガンの起動キーを完全に見失ってしまう。
アヴェリーヌは覚悟を決めて言った。

「私が鍵になる。そしてオッドアイを破壊する」

あ、莉愛は合法的にお兄様といちゃいちゃできるようになってハッピーだった。
あと時間は巻き戻るのではなく、アストラル体になっている時に異常に早く進むらしくて、現実の1分がアストラル体での1日なんですって。

■感想と考察
あらすじの終盤が適当になってしまったことをお詫びいたします場面転換多すぎて辛い。

さて、今回は解説+目的設定回でしたね。
一体どう着地させるのか気になっていましたが、“オッドアイ”と呼ばれる電磁波照射施設を破壊すればゴールのようです。

1.マスターいずみんの正体

マスターいずみんの正体は予想斜め上でしたね!
まさかサライ父を殺害した実行犯で、我聞父を殺して八福神の会の教祖にまでなっていたとは……。
しかしぽやパンチを喰らってあっさり逮捕されてしまったので、特別語ることもないですね。
津田健次郎さんの演技は素晴らしかった!

2.御尊主の死と復活

これ若干気になるワードだったんですが、これはつまりアヴェリーヌのようにアストラル体化→誰かの体に憑依ってことなんでしょうか。
確かにアストラル体になって延々ウォーデンクリフガンで維持というのは間抜けな感じですし、誰かの体に乗り移れるならそうしますよね。
……誰の体に乗り移るんでしょうね。
来週最終話のようですし、御尊主の企みは阻止されて終了なんでしょうけど……科学ADVシリーズ的に考えると、どうしてもその先があるのではと思ってるしまうのは自分だけでしょうか……。

3.時間のズレによるタイムリミット

あらすじにも雑に書きましたが、現実世界での1分が霊界での1日とのことらしいです。
人間が窒息してから心肺停止するまで、数分から15分程度時間がかかるそうです。
256事件が発生したのが3月1日未明、アニメ最新話が3月8日=現実の経過時間は7~8分程度。
つまり、すぐにアストラル体を体に戻すことができれば、蘇生できる可能性があるということです。
珍しく解析ブログっぽいことを言いますが、この設定は構造的に非常に上手いなと思いました。
「アストラル体は体を持たない電気的存在なので、実体を伴う現実よりも時間の進みが早い」という根幹設定と「急げば蘇生する可能性がある」というタイムリミットの設定同時に行っているからです。
根幹設定は物語に必須なものとして、タイムリミットの設定は物語をスリリングにする上で効果的な要素です。(爆発するまで残り1分! みたいなやつ)
これを無理なく同時に行っていることから、以前の記事で語った「ご都合主義になってしまうのでは」という点はクリアしたと個人的には思いますね!
(がもたんの能力に関してはちょっと偶然が過ぎる気もしますが)

■まとめ
全体的に予想斜め上をいく展開で面白いのですが、やはり1クールアニメだとコンパクトにまとめられてしまうのがちょっと残念ですね……。2クールやってもっと層をシフトさせたりしてほしかったという気持ちもあります。
最終話でそうなる可能性もありますけどね!

ただこのアニメ、本当に好きです。
やはりこういう謎だらけのアニメは、ああでもないこうでもないと色々な説が飛び交うのが面白いですよね。視聴者一丸となって推理して遊べるというか。
今後も一期に一作はミステリー要素の強いアニメがあってほしいなと強く思います。

さー、来週でいよいよ最終回のようですね。
予告ではがもたんの背中に羽が生えていましたがあれは一体……灰羽連盟かな?
ちなみに前回のアヴェリーヌオカン説はまだ諦めてません(迫真)。

冗談はさておき今日はこの辺で! ぽややー!

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