アニメ「カオスチャイルド 第10~12話」感想と考察 さすがにこれは物申す

たいっへんお待たせしました!
ようやくカオスチャイルドを見終えました。
「最近は軽いアニメが増えた~」みたいなことを記事でのたまっておきながら、今作はあまりの重さに見る決意をするまでにかなり時間がかかってました……。歳ですかね……。

アニメ「カオスチャイルド 第10~12話」の記事です!
ACCAと同じくこれまでの話を総括して語りたいと思います。
ただ……今回はちょっと、イタい感じになるのを承知で批判的なことを書かせていただこうと思います。
なので、このアニメを気に入っている方がいましたらここでブラウザバック推奨です!

それではあらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
拓留の過去にすべての真実はあった。

拓留は幼い頃両親の育児放棄を受け、尾上世莉架というイマジナリーフレンドを生み出すことで、その孤独を埋めていた。
そんなある日、拓留は渋谷地震に遭遇。
さらに強いストレスを受けたことで、妄想だった尾上をリアルブートする。
しかし拓留は、その時尾上になにを望んだのか思い出せずにいた。

拓留たちが集まっていたフリージア事務所に、突然負傷した尾上が現れる。
緊迫する一同だったが、尾上は争う意思はないことを示す。
そして、自らが拓留を生かし続けるために、拓留の妄想によって生み出されたものだと認めた。
その時、尾上のスマートフォンに着信が。尾上は拓留に覚悟しておくように告げた上で、着信に応じる。
スピーカーから響いたのは、拓留が父として慕っていた青葉医院の医師、佐久間の声だった。
すべての黒幕が佐久間だった衝撃から、思わず嘔吐する拓留。
佐久間は委員会の末端の組織の人間であり、ギガロマニアックスの研究をしていた。
渋谷地震の際に発生したイレギュラーなギガロマニアックスを狩ることが、佐久間の目的なのだった。
尾上はその狩りから拓留を外すことを条件に、佐久間に協力していたのだった。
しかし佐久間が拓留を犯人に仕立て上げたことから、尾上は拓留を連れて逃げようとする。
だが佐久間はすでに手を打っていた。
佐久間に言われてテレビをつけると、渋谷復興祭で拓留が自殺するという情報が流れる。
「拓留を諦めるならこれからもお前と組む」という佐久間の言葉を、尾上は拒否した。
佐久間は尾上と拓留に、渋谷地震の中心だったプラネタリウムのあった場所ヒカリオに、渋谷地震が起きた時間に来るよう命じる。

一人ヒカリオへ向かう尾上だったが、拓留は尾上の目的が自分を生かし続けることではないことに気づき、あとを追うことに。
ヒカリオ内にやってきた拓留は、突然尾上に襲われる。
拓留は逆上して尾上の首を絞め、殺してしまうが、それは佐久間が見せた妄想だった。
佐久間の声を頼りに、舞台へと上がる拓留。
照明が点り、謎の装置とディソードを持った佐久間が姿を現した。佐久間の脇には尾上の死体が。
佐久間の不条理な行動原理にも激昂し、ディソードを振るう拓留。
しかし佐久間の思考誘導により、再び拓留は捕らえられてしまった。

暗闇の中で、尾上を呼ぶ拓留。すると、再び尾上は拓留の前に現れた。
尾上との対話を経て、拓留はギガロマニアックスによって有利な状況をリアルブートし、佐久間の不意を衝く。が、単純なパワーで負け再び窮地に。
残った有村たちを殺しに行こうとする佐久間を、拓留は最後の力で仕留めた。

そして拓留は、尾上の本当の目的に気づく。
拓留が尾上に望んだのは「自分がやりたいことを生み出してほしい」というものだった。
結果尾上は、拓留が解決できるような事件を演出し、拓留に解決させていた。
そのことに気づいた拓留は、尾上を拓留から切り離し、普通の女の子としてリアルブートする。
拓留は精神病院に収容された。


■構造解析
ちょっと展開が急すぎて、正直あらすじの解釈が合っているかどうかすらわからない状態です……。
これ、アニメ化する必要はあったんでしょうか?
正直初見の自分は楽しめたとは言えませんし、きっと原作プレイ済みの方も不満だらけだと思います。

1.とにかく酷い演出

今作の場合、急展開で説明不足な脚本はある程度しょうがないとは思うんです。
原作は超ボリューミーなノベルゲームでしょうし、シュタゲと同じように2クールやれれば違ったかもしれませんけど、1クールになってしまったのには色々大人の事情もあるのでしょう。

ただ、以前レビューしたオカルティック・ナインと比較すればその演出力の差は歴然です。
今作とオカルティック・ナインは、設定の難しさだけで言えば同じくらいだと思います。きっとその難しい設定だけで食わず嫌いをしてしまう人もいるでしょう。
しかしオカルティック・ナインは、その難しい設定や途中の早口台詞を加味したとしても、最終話には心地良いカタルシスがありました。

ですが今作は、とにかく全編通して重く陰鬱な雰囲気で、本来盛り上がるべきラストも謎の足連打拓留の顔芸最後の一撃直前のポーズ爽快感のない止めの一撃などなど、申し訳ないですけど変な笑いが出てしまうほどツッコミどころだらけで、それでも最後は感動っぽいシーンが入って視聴後感はもうめちゃくちゃでした。

狂気じみた雰囲気がこの作品の魅力なのかもしれませんが、BDを買いたいと思う人がいるとはとても思えません。
唯一アニメ化した意義があるとすれば、ゲームの販促にはなったのかもしれません。
しかしこんな中途半端な形でストーリーの根幹を知ってしまった以上、ゲーム本編もちゃんと楽しめるか不安で仕方ないです。(やりますけど!)

2.読めてしまったストーリー

これは原作ファンの方に叩かれてしまうかもしれませんが、ストーリーの根幹も大きく自分の予想を超えるものではありませんでした。
尾上はかなり最初の方から怪しかったですし、科学ADVシリーズは主人公に近いところにいる大人が怪しい法則にも当てはまってしまいましたね。
尾上が妄想の人物だったり、結局は拓留の自作自演だったなど、気づけなかったこともあるにはあったのですが、すべて演出が台無しにしてしまった感じです……。


■まとめ
というわけで、残念ながらアニメ「カオスチャイルド」は当ブログ初の完全な批判記事で幕を閉じました……。
なんかもう、初見の人もゲームプレイ済みの人も、さらに言うならアニメ化に携わった方もみんな可哀想な感じになってしまった作品なのではないでしょうか……。

が、まだ救いはあります。
CHAOS;CHILD SILENTSKYなる新作映像が公開されるそうです。
アニメの結末では拓留は救われたとは言えません(無意識とはいえ自分のせいで沢山の犠牲を出してしまった罪もある)し、新作ではその辺をなんとかしてくれるんですかね……。

それにゲームもあります。最初に初見レビューしますと言ってしまったために今まで封印していましたが、これからゆっくり進めてみようと思います。
クリアした際には、ゲーム「カオスチャイルド」のレビューを改めて記事にしようと思いますので、この記事を読んで「ゲームは面白いから!!」と激しく反論したくなった方はそちらをお待ちください!

それでは、アニメ「カオスチャイルド」の記事でした! サラダバー!

コメント

No title

お久しぶりです。全12話(+0話)視聴お疲れ様でした。
原作プレイ済みの視点からアニメ化の感想を言わせていただくと、圧倒的に尺不足のアニメ化でした。
端的に言うとアニメ化失敗だったとしかいえません。せめて2クール以上は必須でしたね・・・。
原作の良さが全く再現出来ておらず、初見には説明不足で終始意味不明でネタバレを垂れ流すだけ。
既プレイには1クールの時点で期待されておらず1話目から「原作を先にプレイした方がいい」と言われる出来でした。
演出がとどめをさした形になってしまい、原作ファンとしては悲しい気持ちです。

ここからは補足ですが
イレギュラーギガロマニアックスの能力は望んだ1つに限定され、リアルブートもその能力に起因します。
作中ほとんど説明が無かった世莉架は思考盗/撮のみでそれ以外出来ません。
そしてディソードは本人の意思に関係なく自身の思考も盗/撮してしまう欠陥もちです。
拓留の望みを叶えることに特化した能力なので、思考盗/撮はある意味必然だったのかもしれません。
佐久間は復元した端末で再現出来たのが、作中一番使い勝手が良かった思考誘導でそれ以外の能力はありません。
不完全な思考誘導なので脳の肥大化と血涙を流す副作用があり、使い過ぎると相手を壊してしまいます。
拓留だけが例外で本物のギガロマニアックスであり思考誘導、何でもリアルブートとギガロマ本来の力を使うことが出来ます。(それでも覚醒した前作主人公「西條拓巳」ほどではありませんが)
アニメの尺ではその説明もカットされ、使いこなす場面も大幅にカットされました。

ラスト付近で脱出先が秋葉原だったのは、久野里の知ってる「天才」繋がりでしたがアニメではカットされました。
感覚遮断の思考誘導中の世莉架はイマジナリーフレンドであり拓留の妄想の存在です。
妄想に妄想を重ねることで心が壊れるのを防いだという描写でした。(前作主人公もやってました)

妄想バトルのシーンの解説ですが
佐久間が主人公に思考誘導をかけている状況を打破したい。

現実世界と全く同じ状況を強く妄想し、更に主人公が突然動き出す思考誘導を佐久間に送り込むことで
「思考誘導が解けてしまった」と佐久間に錯覚させることで思考誘導を解除させています。
なので現実の拓留は意識を失ったままでした。



アニメ版は山のようなミスリードがカットされ、プレイヤーに推理させるマッピングトリガーも無くなっていたので
初見でも怪しい人物が分かりやすく、シリーズを知っていると大人が怪しいのが分かってしまう部分が露骨になってしまいました。
前作カオヘを知っていると、世莉架の正体や大人が怪しい等は早い段階で気づくことが出来るのですが、それ故に騙されるのが原作カオチャでした。
また、それらのネタバレは共通ルートの範囲までなので、安心して原作を楽しめると思います。

アニメ最終回は原作で言うところの共通エンドと呼ばれるもので、1周目に必ず見るものです。
ここまでで原作の約半分程度しか終わっていません。
ここから個別ルートを周回し、共通ルートでは明かされなかった事実が判明していきます。
そして全ての個別を終えるとトゥルールートが開放され、共通と個別の全ての伏線を回収し真実が明らかにされます。
そのトゥルーエンドの名前がSILENT SKYです。
カオチャ最終回はアニメ版シュタゲで言うと、α世界線からβ世界線に戻って来てIBN5100を廃棄して終わりの辺りです。
SILENT SKYはアニメ版シュタゲの23話、24話に該当する部分なのでやらないと完結しません。
が、アニメ版カオチャはトゥルーの伏線をカットしているのでシュタゲのように「1話のアレがトゥルーの伏線だったのか!」
という驚きは多分出来ないと思われます。
なのでアニメのトゥルーで出されると唐突感が半端ないです。

ここまで長々と書いてしまいましたが、ゲームのレビュー楽しみにしています!

No title

SILENT SKYの続報が来ました。
6月17日から2週間限定のイベント上映で
2話分の尺を使ってトゥルーエンドをやるみたいです。
ただ劇場が3館のみと少なく、完全に原作プレイ済みのファン向けという感じは拭えないです。
http://chaoschildanime.com/news/news-silentsky

No title

今更ですが「CHAOS;CHILD」TVアニメ連動サイドストーリー
アニメの補完と足りなかった日常部分扱いみたいです。
http://chaoschild.jp/sp/anime_ss/

No title

↑は原作でサブ・シナリオ監修のシナリオライター林直孝書き下ろしです。
カオヘ、シュタゲ、ロボノではメインシナリオライターでした。
カオチャでは新たにアニメの血を入れたいという企画・原案・原作の志倉千代丸の意向で
メインシナリオライターは梅原英司さんという人に変わりました。

No title

SARAIさん、最後まで特濃な情報ありがとうございます!

しめくくりがこんな記事になってしまって、自分もなんか申し訳ないです……。

途中「拓留が余程チートじゃないと対抗できないのでは?」みたいなことを書いたと思うんですけど、ちゃんとカオチャの登場人物の中ではチートキャラだったわけですね。

そしてまだトゥルーエンドが残っていると聞いてちょっと安心しました!
知り合いの科学ADVシリーズファンからも言われたのですが、SILENT SKY前にゲーム版をクリアした方が良さそうですね。

ゲーム版のレビュー、必ずやりますので頭の片隅に置いておいてくれると嬉しいです!
本当に長い期間記事を読んでいただいてありがとうございました!

No title

お久しぶりです。
dアニメストアでCHAOS;CHILD SILENT SKYの配信が始まりました。
13話、14話扱いになってるみたいです。

No title

SARAIさんお久しぶりです!

すいません、一応ゲームの方もちょこちょこ進めてはいるのですが、なかなかまとまった時間が取れず……。
ただ、冒頭の演出からもう圧倒的にゲームの方が面白かったですね。
「このぞわぞわする感じがやっぱり科学ADVシリーズだよな……」と思ってました!

トゥルールートが公開されているということですが、先にアニメを見ちゃっても大丈夫でしょうか?

No title

いえいえ、カオチャはシリーズ最長のボリュームなんでゆっくり楽しんでください。
ゲームの感じを出すならやっぱり2クール以上は欲しかったですよね。

アニメ版トゥルーはTV版全12話+0話よりは尺の問題はマシになっていて、綺麗にまとまっているものの
やっぱりゲームをプレイしていないと分かりづらい部分はどうしてもあるので
ゲームを先にプレイしてからの方がいいと思います。
特にTVでは本筋に絡まなかったヒロインやサブキャラの掘り下げを
TVでは全くしてこなかったので、ヒロイン毎の真実やトゥルーに関わる真相が唐突に感じやすいです。
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志室幸太郎

Author:志室幸太郎
あの名作からなんてことないニュースまで、ストーリー性のあるものを構造解析していきます。
創作ライフのお役に立てれば幸いです。

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