アニメ「正解するカド 第3話 ワム」感想と考察 人類に与えられた最初の問い

らーすとくりすまs(ry
このネタ通じる人いるのかなぁ……(おっさん感

はい、アニメ「正解するカド 第3話 ワム」の記事です!
改めて思ったんですが、OPの曲が素晴らしいですね。
なんでもカテゴライズするのは良くないと思うんですけど、あれってジャンルに当てはめるとしたらなにになるんですかね……。
ポップスではないし、ましてやロックではないし……民族音楽のような感じですけど、それともまた違うような……。
作中ではカドという未知の存在と接触していますが、音楽的にも未知の存在と接触した感じがして毎回鳥肌が立っています。

余談はさておき、前回ごっそりカットされていたザシュニナの周辺情報が、徐々に明らかになっていきますね。
自分の予想は半分正解、半分はずれという感じでした……。
一話の記事“変換装置”“異世界へ繋がる装置”という部分はばっちりだったのですが、前回の記事のノヴォに関しては、まだはっきりしない部分もあるんですけど違ったようです。ぐぬぬ。

負け惜しみはこれくらいにして、まずはあらすじをどうぞ!


※以下ネタバレが含まれます、ご注意ください!


■あらすじ
「情報の変質を極力防ぎつつ、対話をしたい」というザシュニナ。
真道はそれを踏まえ、カドから地上へと下り、政府代表団の交渉官沙羅花との交渉を始める。
沙羅花は「代表団は政府から全権を委任されている。内閣閣僚は官邸に待機しており、即時連絡可能な状態である」と説明。
すぐにでも会談を行えるという沙羅花に対し、真道は「会談を一般公開したい」というザシュニナの意思を伝えた。
総理はそれを受けることを決める。
真道は空港を会談の会場として指定。ザシュニナもそれに応じた。

空港に集結する報道陣。
会談を前に、沙羅花はザシュニナを素直に受け入れている真道の異質さを指摘。
「彼は信頼できる人間だ」という上司に対し、「どうでしょう。人間は複雑ですから」と答えた。

椅子について語る真道とザシュニナ。
ザシュニナに対し、「お前、パイプ椅子が似合わないな」と真道。
“似合う”という言葉に対してザシュニナは持論を述べた後、「私は人間に似合うものを知っている」と言う。が、その言葉はヘリの音によってかき消された。
そして、会談が始まる。

まずザシュニナは沙羅花たちとの接触を喜び、次に「情報的不平等を解消したい」と申し出る。
ザシュニナはついに、自らのことを語り始めた。
まず最初に語ったのは「私は宇宙の外から来た」ということ。
「あれを見せたら早い」という真道に応じて、ザシュニナは自分の腕をテーブルの上に出現させ、沙羅花のペットボトルを手に取り、腕ごと消す。
そしてザシュニナは、マントの下から持っていたペットボトルをテーブルの上に置いた。
「私は宇宙の外側――私の領域を通過して水を取った。その領域は、宇宙のあらゆる場所に隣接し、偏在する。名を、“ノヴォ”と呼ぶ」と語るザシュニナ。翻訳するのであれば“異方”であると続けた。
次に、ザシュニナは腕を切り離してカドを指さす。
「カドはこの宇宙とノヴォの境界体であり、変換機構でもある」と説明。
変換機構という言葉に疑問を覚えた沙羅花に対し、「境界には高度な隔絶が存在し、カドはそれを超えるための処理機能を持っている」と付け加える。
沙羅花は「その隔絶現象を我々はフレゴニクスと呼んでいる」と語る。真道はザシュニナならどう表現するかを聞いたが、すぐに「フレゴニクスでいいです」と切り返す。
ナチュラル漫才につい笑ってしまう沙羅花かわいい。

「なぜ日本に?」という沙羅花の問いに対し、「この区域は“ユノクル”が安定している」と答えるザシュニナ。
ユノクルとはなにかと尋ねるが、それを正確に説明する言葉は存在していないという。
だが、近い言葉を挙げるとするならば、それは“心”だとザシュニナは語る。
真道は「日本語では、共感がそれに近い」と言い、パンを飢えた人に分け与えることを例に出した。
ザシュニナは「パンを飢えた人に分け与えるような精神活動のベクトルをユノクルと呼ぶ」と言う。

沙羅花は「あなたはなぜこの宇宙に?」という次の質問をする。
対してザシュニナは「この世界を推進するために」と答える。
ザシュニナはカドを出現させ、異方から“ワム”という二つの球体を取り出す。
それは異方から電力を取り出す装置であり、取り出せる電力は“無限”であるという。
疑う政府代表団に対し、ザシュニナはカドを使って周囲の電力供給を絶った上で、ワムのみでその電力を賄って見せた。
ザシュニナは「私はこのワムを、人類に享受したい」と、カドから大量のワムを取り出し、言う。

「人よ、どうか正解されたい」


ザシュニナは真道にこう言っていた。
「私は人に似合うものを知っている。“進歩”だ」


■構造解析
今回も新しい情報や単語が出てきましたね。
狙ってやっているのかわかりませんが、このアニメ情報の出し方が本当に上手いです。
なんてことない日常パートが続く→突然どっさり情報が盛られた回が来るみたいなアニメありますよね。
それはそれで驚きがあって面白いんですけど、どっさりの情報は半分くらいしか頭に入らないものです。
ですが、このアニメはちゃんと一話一話、頭の中で処理できる情報量なんですよね。
狙ってやっているとしたら本当に視聴者のことを考えているなと思います。題材があまり万人受けしないものであるがゆえの気遣いかもしれませんね。
では、今回は新しい単語をピックアップします。

1.ユノクル

ザシュニナが日本に来た理由として、「ユノクルが安定している」ということを語りました。
ユノクルとは精神活動のベクトルであり、パンを飢えている人に分け与えるような精神とのこと。
真道は“共感”に近いと言っていましたが、個人的には“優しさ”がもっと適切な気がしますね。
よく海外の人が「日本人はとても親切」みたいなことを言っていますけど、ザシュニナもそれと同じような理由で日本に来たのではないでしょうか。
異世界の人もそう思ってくれるのですから、我々日本人はやっぱり優しくありたいですね!(良い人アピール)

2.ワム

そして今回のキーアイテム、“ワム”です。
ザシュニナによれば、異方(ノヴォ)から無限の電力を取り出すことが可能になるとのこと。
ザシュニナはこれを人類に与えたいと言った上で、「人よ、どうか正解されたい」と言っています。
そう、ここでタイトル回収なんです。ザシュニナはおそらく、暗に「ワムを受け取るか、受け取らないか」という問いを出しているのだと思います。

説1:
自分はワムを見た時、そして大量のワムがカドから出てきた時、恐怖を感じました。
なんていうんですかね、某歴代興行成績日本一のアニメ映画あるじゃないですか。あれに出てくる、金で釣って食べちゃうやつに似た怖さですよね。
ただおそらくそれと違うのは、ザシュニナ本人はワムを受け取ろうが受け取るまいがなにもしません。
なぜならこの問いに失敗すれば、自動的に人類は多大な損害を被る可能性があるからです。

無限の電力をもたらすワム。これはヤバいアイテムです。
次回予告でもちらっと触れていましたが、無限の電力を持つアイテムを日本が独占して所有している。これは世界のパワーバランスを崩しかねない状況です。
もし受け取れば、すぐに世界各国からワムの所有権に関して交渉を持ちかけられるでしょう。
もしかしたら丸く収まるかもしれませんが……そうならない確率の方が高そうな気がします。
時代が時代なら戦争になってでも奪い合いそうなレベルの代物です。
そして……今がその時代である可能性もあります。
つまりこの問いの正解は、「ワムを受け取らない」だと思うんですよね。

説2:
と思ったんですけど! すいません、もう一つ思いついたので書きます。
「ワムを受け取った上で、世界中に分け与える」が正解の可能性もありますね。
ザシュニナはユノクルが安定しているという理由で日本を選んでいるわけですし。アメリカだったら「アメリカファースト!」とか言って独占しそうですもんね(問題発言)。
パンを分け与えるという例もあったことから、こっちの説もあり得るなと思いました。


■まとめ
構造解析では二つの説を語りましたが、もし自分が交渉官の立場だったら受け取らないという選択をすると思います。

理由は二つあります。
一つは、今の人類には手に余るアイテムであるということ。
前述したようにワムを奪い合って争いになる可能性もありますし、もしならなかったとしても、ワムが世界に与える影響を予測するのは非常に難しいと思います。確かに魅力的なものではありますが、安易に受け取ることは危険な気がしますよね。
もう一つは、仮にワムを用いて世界が推進していったとして、それは単純に人類が滅ぶ速度を早めるだけなのではないかと思ったのです。
もし無限の電力を得て、人類ではなく環境や技術がどんどん進歩していったら、人間はなにもする必要がなくなりそうですよね。
それは果たして“世界の推進”と言えるのでしょうか?
ザシュニナの目的は、やはりそういう単純な進歩ではなく、もっと根本的なところからの進歩だと思うんですよね。
ザシュニナは二話で「常に思考することが正解」と言っていました。
人類にとって理想的なのは急速な進歩ではなく、常に思考しながら一歩一歩前に進んでいくことなのかもしれません。

ああー、なんて考察が楽しい作品なんだ。まとめまで浸食してしまいました……。
次回、人類は果たして“正解”できるんでしょうか! 楽しみにしつつサラダバー!

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コメント

このOPが気に入ったのなら、似た感じの「風の碧 海の翠」(ブリガドーン まりんとメランのOP)をお勧めします。ぜひ探して聞いてみて下さい。

No title

コメントありがとうございます!
早速聴かせていただきました!

聴いてみて「あれ、なんかこういう曲知ってる……」と思ったら、アルトネリコというゲームの音楽もこういう感じなんですよね。
やっぱり分類としては民族音楽ベースな感じのようです。

思い出すきっかけを作ってくれてありがとうございました!
ご存知かもしれませんが、アルトネリコの音楽も良かったら聴いてみてください!
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志室幸太郎

Author:志室幸太郎
あの名作からなんてことないニュースまで、ストーリー性のあるものを構造解析していきます。
創作ライフのお役に立てれば幸いです。

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